2013年11月28日木曜日

2013年11月23日小学校高学年クラス

9:40~ 10:45  メインレッスン
11:00~12:00 感謝祭調理
12:00~13:00 家作り
13:00~14:00 感謝祭


メインレッスン

『方丈記』朗読
今学期の初めは少人数が暗記をしてきたこの朗読でしたが、その子達に触発されたように、今回は6人中ほとんどの生徒さんが、かなりの部分を暗記してきていました。皆誇らしげに、覚えてきた部分を元気な声で朗読してくれました。終業式までには皆覚えてくることと思います。

漢字テスト

家作りの記録の本作りの説明
家作りの集大成として、家作りの記録の本を手作りさせることになりました。まず初めに、どの様に本を作るかをL君が低学年だったころに作った本を皆に見せながら、具体的に説明しました。表紙には何を書いて、目次には何を書いて、等々を説明しました。次に、それぞれの生徒さんに、何の素材を使って本を作りたいかを選んでもらいました。

今までの記録の見直し&本作り開始
私が今までの記録の見直しを行っている間、書ける(描ける)ところから本作りを始めてもらいました。皆、表紙の字を書き終え、1ページ目の絵に取り掛かりました。この絵は「自分と自分の家族が幸せに暮らせるような家」を想像して描いてもらいました。さて、どの様なお家が出来上がるでしょうか、楽しみです。

今回は、時間が短く次回が終業式であるため、いつものメインレッスンの様にお話を基にしたレッスンではなく、家作りの記録の本を作り始めることに専念しました。本作りは慣れている子も初めての子もいます。それぞれが出来るだけ精一杯、心を込めて作ることがとても大事だと思います。

感謝祭調理

高学年の生徒さん達が丹精込めて育て、11月9日の授業で脱穀、精米したお米を使って、おにぎりを作り、お味噌汁も作り、保護者の方々、低学年の生徒さん達と一緒にいただく感謝祭を行いました。こちらはその感謝祭に向けての調理の様子です。
 
おにぎり作り
N君のお母さんのTさんの指導の元、まずは保護者の皆様に持ち寄っていただいた白米からおにぎり作りを始めました。保護者の方々にお手伝いいただきながら、少したどたどしい手つきではありますが、皆とても楽しそうにおにぎりを作っていました。まずは自分達の分、その後に低学年の生徒さん達の分も作ってもらいました。そして、最後に自分達が育てたお米を玄米のままおにぎりにしました。一つまみだけ味見をさせてもらいましたが、モチモチとした触感でとても美味しかったです。一つ一つ、形も大きさも違うおにぎりが沢山できました。中身はというと、保護者の皆様のご協力のおかげで、かなりの種類の具が集まったのですが、鮭が圧倒的に人気であっという間になくなりました。



お味噌汁作り
おにぎりを作った後にお味噌汁の仕上げをしました。こちらも皆様に持ち寄っていただいた具を、保護者の方々に先に調理していてもらった物に、生徒達が味噌を入れる、という作業をしました。お鍋が二つだったので、お味噌を入れたい人?とTさんが聞いたところ、全員が張り切って手をあげていました。最終的にL君とKちゃんが入れました。お味噌はTさん自家製の物も使わせていただき、生徒達は手作りのお味噌を味見する、という貴重な経験もさせてもらいました。

 調理の感想
最後に調理の過程、感想について聞いてみました。やはり自分達で育てたお米でおにぎりを作ったことは感慨深かったようです。それと同時に、そのおにぎりを食べられるまであと1時間待たなければいけなかったことが結構辛かったらしく、感想の中には「今すぐ食べられると良いと思います。」というものが多く、少しかわいそうなことをしたと思いました。次回の課題にします。

家作り

今回は家作り4回目です。屋根の骨組みを完成させ、もう2つ窓枠を作りました。今回は感謝祭でお手伝いいただいた保護者の方々が家作りにもご協力くださり、多くの方にお手伝いいただきました。お陰様で、今回も怪我もなく無事終わりました。本当にありがとうございました。

屋根の骨組み作り
前回に引き続き、屋根の骨組みを壁枠に打ち付け、屋根の骨組みを完成させました。大分皆作業に慣れてきて、金槌の使い方一つ取っても工夫しながら行っていました。

窓枠作り
今回は窓を二つ付け足すことになり、そのための枠を作りました。窓が壁の骨組みに対し、直角になるように特別な定規を使い、のこぎりを使い、釘を打ちながらの作業でした。



毎回のことですが、家作りは皆非常に真剣な表情で行っています。圧倒的な集中力が体からみなぎっている感じです。そして、今回は低学年の生徒さん達が授業を少し見学に来てくれました。お兄さん、お姉さん達が作っている家を見たときの彼らの表情と言ったら!誰も声にならない声で「うわ~!」という熱い憧れの眼差しを送っていました。高学年の生徒さん達は誇りに思ったことでしょう!

感謝祭

ついに待ちに待った感謝祭です!
 
食事
先の調理の時間に作った、おにぎりとお味噌汁を低学年、保護者の皆様と一緒に美味しくいただきました。


稲の観察レポート発表
高学年の皆に自分達で育てた稲の観察レポートを発表してもらいました。一人一人が違う部分の生長過程を担当し、種から今日いただいた玄米になるまで、どの様に成長して、どの様に世話をしたかが良く分かる、とても素晴らしい発表でした。皆、私が思っていた以上にこの発表を真剣に捉え、間違えて発表しないように、事前に何度も何度も確認していた子達もいました。皆、私が以前に見たことのない緊張した面持ちで、一生懸命発表してくれました。彼らを本当に誇りに思います。発表は、勉強したこと、もしくは経験したことの良い復習になり、皆の前で発表するという行為は「しっかりやろう!」という意識を引き出すことが良くうかがえたので、これからは、もっと発表をさせる機会を増やそうと思いました。


漢字クイズ
高学年6人を3グループに分け、稲に関する漢字を当てる、というゲームをしました。8文字を部首と部首以外の部分に分けたフラッシュカードを、一番早く、正確に組み合わせたグループがポイントを取る方法で進めました。思っていた以上に皆真剣で、当たると盛り上がり、これからの漢字練習へのヒントをくれたゲームでした。

稲に関するクイズ
引き続き、高学年3グループに対し、口頭でクイズが出されました。千佳子先生が大半を作って下さったこのクイズに、生徒たちは漢字クイズ以上に盛り上がり、在席された保護者の皆様には面白い質問を大いに楽しんでいただけたと実感しました。

以上の様に非常に盛り沢山な一日で、色々な意味で関係者、保護者の皆様、生徒さん達にとって大変だったと思いますが、この日の目玉の感謝祭が、無事、楽しく、成功裏に終わったことに胸をなでおろしております。この日のために用意をしてくださった方々、当日お手伝い下さった皆様、本当にありがとうございました。

長沢千秋

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