2012年10月28日日曜日

2012年10月21日幼稚園クラス

ハリケーンが近づいていますが、皆様におかれましては大丈夫でしょうか。皆様に何も被害がなく、電気も消えることなく、この災害が乗り越えられますようお祈りしています。

先週は日曜日でしたが、4回目のクラスを無事に迎えることができました。

小学校クラスの千佳子先生のご協力をいただき、草木染めをやってみました。まず、お家から持って来てもらった玉ねぎの皮をバスケットに集めました。それぞれのガラスのジャーにも名前を書きました。学校の前に咲いていたマリーゴールドを千佳子先生といっしょにKちゃんが摘んで来てくれました。

千佳子先生の指導のもと、自分のジャーに染める羊毛の白い太めのひもを入れました。次に太陽のようにきれいな色のマリーゴールドの花の部分を2–3つ入れました。そこへ玉ねぎの皮も一握り入れて、熱いお湯を一番上まで入れました。これで出来上がりです。あとはお日様に当てて、お日様の光に助けてもらいながら、羊毛を玉ねぎとお花の色に染めていきます。どんな色になるかあとのお楽しみです。子供たちはみんな面白そうに参加し、出来上がったジャーをお日様の光に透かしてみたりして、楽しんでいました。


この日のおやつはパンでしたので、草木染めの後はパン屋さんになって、パン作りをしました。2回目でしたから、覚えているお友達はすぐやってきて、自分からエプロンをつけたり、手を洗ったりして準備してくれました。私の周りに集まれば、大きなパンの生地をこねるのを手伝うことができると覚えているお友達はすぐ周りにやってきて、「やってもいい?」と聞いてくれました。歌を歌いながら、パンの生地をこねていき、いくつもパンを作りました。

これらのアクティビティの前後は、それぞれが好きなことをして遊ぶ自由遊びを楽しんでいます。お教室にも慣れ、中にある自然素材のおもちゃも何があるか覚えて、どう遊んだらいいか、おもしろいか、それぞれ工夫していろんな〜ごっこが始まっています。

サークルタイムでは、引き続き秋のお歌を入れたサークルをしています。少しづつお歌も増やしています。この日は「大きな栗の木の下で」をしましたので、お家でもやってみてください。

サークルでよく体を使った後は、ちょっとお休みの時間です。カーペットの上に寝てもらい、しばらく静かな時間(10分くらい)を持ちます。この間にひとりずつトイレにも行ってもらい、次がおやつなので、手もよく洗ってもらいます。お手洗いに関しては、途中で「トイレに行きたい」と知らせてくれる子もいますし、何も言わない子もいますが、全員この時間にお手洗いに行かせるようにしています。この静かな時間は、呼吸でいうと吸っている時間で、いつも息を吐いてばかりでは疲れてしまうように、静の時間を持つことで子どもたちも落ち着いて次のことに進めます。

その頃までにはパンが焼き上がっていますので、お待ちかねのおやつの時間です。自然の恵みに感謝するお歌を歌って、いただきます。2人の子にパンのお運び役になってもらい、私が半分に切ってはちみつを少し塗ったパンをひとりずつに運んでもらいます。自分のところに運ばれるまで、みんなお行儀よく待っています。子どもが「ほしい」と言ったらすぐ何でもあげてしまいがちですが、自分の番が来るまで静かに待つことや、食事のテーブルでみんなに配膳されるまで待つことができるというのは、身につけておくべき大切なことのひとつだと思っていますので、こんな形を取っています。前回はバターとはちみつを塗ったのですが、今回ははちみつだけにしてみました。それでもみんなよく食べてくれて、おかわりのお友達がたくさんいました。

おやつの後は人形劇をしています。前回まではお月様のお話でしたが、この日は日本の昔話の一つで松の木と木こりのおじいさんのお話をしました。シュタイナー教育では、本の読み聞かせよりも子どもの想像が膨らむ素話を勧めています。そのうち素話もしてみようかなと思っていますが、慣れるまで何か目で見える方がお話が追いやすいかと思い、人形劇にしています。お家では素話もいいですし、きれいな絵本を読んであげることも日本語のためにとてもいいと思いますので、是非読み聞かせをしてあげて下さい。

最後はお外遊びです。行く前に着替えをして自分の荷物をまとめます。必要であれば、ゆうこ先生がてきぱきとお手伝いしてくれますが、なるべく自分でできるようにお家でも着替えの練習をしてあげて下さい。これから寒くなりますので,上に重ねて着ていくものが多くなりますね。着替えは指を良く使いますし、指先の運動は脳に良い刺激を与えますので、体の発達のために毎日できるいい運動なのです。それと、自分のものにはできるだけ名前を書いておいていただけますか。同じようなセーターがあったりして、子供たちも自分のものかどうか間違えてしまいますので。

こんな感じで幼稚園は過ごしています。どんなことをしているのかなと思っている保護者の方もいらっしゃるでしょうから、ご参考になればと思います。何でも話してくれる子もいるでしょうし、「楽しかった」の一言で終わる子もいるでしょうから。私の息子も6年生ですが、今だに「よかったよ」の一言で何事も済ませています。。。

さて次回、11月3日ですが、ランタン作りをしようかと予定しています。材料はこちらで用意しますが、手で提げるようにしたいと思いますので、何か20センチくらいの小枝があれば、拾って来てください。どんなものでもいいですが、小さいガラスのジャーを吊るしますので、あまり細いものでなく、ある程度太いもの(直径1.5–2センチくらい)でお願いできますか。私も何本か持って行きますので,ない場合はそれでも大丈夫です。たまには親子で小枝探しも楽しいかと思いますし、子供が自分で見つけたものを使うのが楽しいかと思いましたので。それと小枝探しのついでに、もしどんぐりさん、またはどんぐりさんのキャップだけでもいいですから、落ちていたら拾ってお教室に持って来ていただけますか。後のクラフトに使えそうです。落ちているような場所が近くにあったら、楽しみながら集めてみて下さい。

長くなりましたが、読んで下さってありがとうございます。では、ハリケーンを無事に乗り越すことができますように。。。11月3日にお会いしましょう。

アマーあづさ

2012年10月20日小学校低学年クラス

メインレッスン:『キツネとオオカミ』のお話の回想
みんなよく内容を覚えてきてくれていて、細かい描写までしっかりとお話してくれました。最後、オオカミが死んでしまうのでちょっと残酷な場面を想像して悲しい気持ちにもなったりと複雑な表情をしていました。ただ、この単純明快なストーリーはなぜか子どもたちにはしっくりときているような気がしました。「オオカミと手が切れたキツネは、、、」という表現の意味を説明してくれたEくんがその言葉を理解していることをとても誇らしげに思っている様子がとても微笑ましく、印象的でした。

今週からはメインレッスンのノートに短いサマリーを書き始めます。真っ白い紙に自分で目分量で線を引き、1行に何文字を入れて書くのか、また1行目は1文字下がることなどを指導をしました。マスがあるものに書くのと真っ白い紙に書くのとでは難しさに格段の差があります。フリーハンドで美しく等分に線を引くことができ、その中に文を書いていくことができるようになるための練習をここではしています。定規やマス目に頼らず書く直線、曲線の練習はいずれ幾何学的な模様を描くための導入にもなります。

専科1:手仕事(草木染めと手編みもの)
前回マリーゴールドを学校の前で摘み、タマネギの皮と乾燥したセイタカアワダチソウを持参してもらった瓶に入れて熱いお湯を注ぎ、フリースを1週間ほどその瓶につけておきました。毛糸を指で鎖編みにし、かわいい色に染められたフリースをつけて"かんむり"を作りました。初めて指を使った鎖編みを体験した子もいましたが、みんなすぐにやり方を覚え、黙々と最後まで仕上げていました。最後にお花のようなフリースをつけるときも楽しく、もっとやりたいという声が聞けてうれしかったです。次回からは本格的に編み針をつかった手編みを始めたいと思っています。何を作るかは内緒です〜。

専科2:ユーリズミー
今月からユーリズミーが始まりました。初めてのクラスで戸惑いもあったかと思いますが、みんな楽しくクラスを体験できたように思います。今週も続けてユーリズミーを行います。このクラスに関しては今週のクラスを終えてから孝恵先生から直接コメントをいただきますのでお待ちください。

専科3:水彩画
"秋のムード"をぬらし絵で表現しました。それぞれ自分の感じる秋を表現できたと思います。じっと同じ色を丁寧に描く子や、次々と新しい色を重ねたくて待っていられない子、それぞれの個性が垣間見られるようなひとときでした。暖かい色がぬれた画用紙の上で混ざり合うのを不思議そうに眺めながら描いている様子が伺えました。

それでは、宿題です。

ことば
1. さ行、た行、な行のカルタを作ってくる(既に出た文字は省く。)。表に、指定した色の文字、裏には右上に同じ色の文字とその文字から始まる言葉、その絵を描く。
2. メインレッスンブック(黄色)の『キツネとオオカミ』の絵、サマリーを仕上げる。
3. 漢字のブック(青)にお渡しした漢字の成り立ちのプリントを参照して、仕上げる。色は自由だが、丁寧に成り立ちと漢字、読み方を書くこと。
4. 『ずきん』の「す」と「ん」のつく言葉を集める(2語から5−6語までの言葉)。言葉は「ず」で始まりますが、「す」でお願いします。
5. お渡ししたプリント、一日から二十日までの 漢字の練習。
6. 『ききみみずきん』のお話の読み聞かせ(1週間で最低3回以上読んで下さい。)

かず
1. 1から100まで昇順と降順で数える。
2. 10の成り立ちの数々を考える。(例:10 = 5 + 5 / 3 + 7 /  2 + 2 + 2 + 2 + 2 など)
3. ひとつから十(とお)までを数える。一日から十日までを数える。
4. お渡しした算数各プリント

その他

1. ビーズワックスで鳥を作る。
2. 絵日記(字は自由に書く。言葉でも、文でも)
3. 子ギツネこんこんのペアの手遊び、もみじのうたの練習、おちばの詩の暗唱

 *まだまだ自分で日本語の本を手に取って読むことは難しい段階ですが、短いお話でもいいので、時間を見つけて本を読み聞かせてあげて下さい。また同じ話を何度も読んであげると、子供の心に深く刻み込まれて心の中に息づいていくので、どうぞ何度でも覚えてしまうほど読んであげて下さい。この時期はグリム童話、イソップ童話、日本の昔話などをお勧めします。その子の成長に合わせてぴったりくるお話の内容を選んでいただくとよりよいのではないかと思います。

【11月3日の予定】
*11月16日の夜にはフォートグリーンパークにてBWS全体のイベント「ランターンウォーク」が開催されます。それに伴って本科のクラスでは、子供たちは自分のランターンを作ります。そのランターンに灯をともしてパークを歩き、秋が深まり、いよいよ冬がやってくるこの季節を祝います。このイベントには日本語学校の皆様も自由に参加できます。

 今週の専科では、私たちもランターンを作りたいと思います。

持ち物
口の広いこだわりの瓶:前回草木染めのときにお持ちいただいた瓶でもいいですが、 中くらいのサイズのもの(例:ピーナツバターやジャムの瓶)でも構いません。瓶に貼られているシールは取って下さい。
木の枝:長さ30センチくらい、直径1-1.5センチくらいの枝を1本。

*先日持って来ていただいた葉っぱでしおりを作ろうと思っています。(来週以降になるかと思います。)もっときれいな葉っぱを拾ったら本に挟んで大事に取っておきましょう。自分の1番気に入った葉っぱで作ることにしましょう。

*落ち葉でトレースした作業は家でも是非試してみてください。ブロッククレヨンはとても楽にトレースができます。この世で自分だけしか持っていない特別な本、カード、便せんなどが作れるかもしれませんね。

三好千佳子

2012年10月18日木曜日

2012年10月6日小学校低学年クラス

【授業内容】
カルタを作り始めました。表にひらがな文字を、裏にその文字を使った言葉と絵を描き入れます。習った言葉から徐々に作っていきますので、お正月にはみんなの持っている手作りカルタでカルタ取りが出来るといいですね。(絵には出来るだけ色をつけましょう。丁寧に一つ一つ仕上げましょう。)

言葉の階段では、みんなたくさんの言葉を集めて持ってきてくれるので、いつも書き切れないほどの言葉が黒板に並びます。1文字から5文字まで集めています。いろんな文字数の言葉を拾ってきて下さい。

曜日の漢字を学習しました。日本のカレンダーなどを見て曜日を復習して下さい。またどの漢字も自然と関係があるものばかりでその成り立ちがとてもわかりやすいので、みんなすぐに覚えることでしょう。ただ、書き順に関してはよく見て正しく書けているか指導してあげて下さい。

メインレッスンでは、『3枚の鳥の羽』を回想しました。みんなに作ってきてもらった羽の形のビーズワックスをキャンドルの机に飾りました。2週間前に聞いた話を回想するのは決して容易なことではないはずです。お話の元になった本を配ってそれを読み聞かせてもらっていると、本の通りに細かい描写まで覚えてくる子もいるので、保護者の方の自宅での熱心なサポートを感じます。今、低学年の間は聞き取る、話す段階の日本語を中心に指導していく予定です。語彙を増やすことにも意識を高めて普段使う日常の言葉以外にこのようにお話を読み聞かせ、どんどん新しい言葉を使っていくこと、また子供たちにもそれを使ってもらえるような環境を設定することも大切かと思います。

確かに読み書きは大切なスキルです。しかしいざ読む、書く段階になって語彙が少ないと、読んでいても意味が理解できず、書くことにしても、自分の言いたいことを表現することなどままならないのではないかと思います。もちろん年齢と別に、それぞれ精神的な成長レベルにも違いがあるのでそれぞれに出来ること、出来ないことがあって当然です。ただ大切なことは(ある程度は)楽しんでやっているかということ。日本語を学習する気力を失ってしまっては元も子もありませんからね。

専科では体育と折り紙をしました。体育はみんなの大好きな時間で、一緒に遊べる鬼ごっこなどを中心に、競争で勝ち負けをつけなくてもみんなが楽しめて、一緒に協力して遊べるようなものを取り入れています。

折り紙では、今みんなで練習している『もみじ』のうたにちなんでもみじをおりました。折り紙が上手な子はどんどん自分の知っているものを追って楽しんでいました。

 【宿題】
ことば
1. か行とは行のカルタを作ってくる。(「か」「は」「ひ」以外)表に指定した色の文字、裏には右上に同じ色の文字とその言葉から始まる絵を描く。
2. メインレッスンブック(黄色)の『3枚の鳥の羽』の絵を仕上げてくる。
3. 漢字の成り立ちのプリントを参照して、漢字のブックを仕上げてくる。
4. 「き」「つ」「ね」ではじまる言葉を集めてくる。
5. プリント、漢字の穴埋め、一週間の漢字の練習。
6. 『おおかみときつね』のお話の読み聞かせ

かず
1. 1から100まで昇順と降順で数える。
2. 10, 20, 30 . . . と100まで数える。
3. ひとつから十(とお)まで数える。
4. 100マスを完成。

その他
1. ビーズワックス:羽のある動物または虫を形作ってくる。
2. 落ち葉を集める。(もみじがあれば持ってきて下さい。それ以外、どんな葉っぱでも構いません。10枚くらい。)

【10月20日の予定】
*9時始まりを実践したいと思います。8時45分から学校に入ることができます。
*今週は高学年が建築の実習に入るにあたって、地鎮祭を行います。それを少し見学する予定です。
*ユーリズミーのクラスが始まります。
*初めての水彩画をする予定です。
*草木染めをした毛糸で鎖編みをします。

三好千佳子

2012年10月17日水曜日

2012年10月6日幼稚園クラス

随分朝晩は冷え込むようになりましたが、いかがお過ごしですか。私の住んでいるまわりでは、紅葉がこの1週間ですっかり深まり、子どもたちと秋の葉っぱの王冠などをいくつも作りました。

さて、先週のお教室では、3回目ということもあり、子供たちもだいぶ慣れてきた様子でした。クラフトでは、羊毛のフェルティングをしました。初めての子も多かったですし、もうやったことがある子もいたかと思いますが、最初でしたので、小さな丸いボールのようなものを作りました。羊毛をある程度手に取って丸めます。そして、ぬるま湯の中に洗剤を混ぜて泡立てたものの中にちょっとつけて、あとはその泡をつけながら手の中で何回も「クルクル」「コロコロ」等と歌いながら、堅くなるまで丸めていきます。結構その過程が長いので、最初はおもしろいのですが、途中で「もうできた?」と言う声が何回も聞こえてくるお友達もいました。年齢にもよりますが、飽きたらすぐやめるのではなく、何かひとつのことを少し時間をかけてやってみるのもたまにはいいことかと思います。これが、今度のお教室までに何になっているかお楽しみです。

おやつはご飯でした。その上にかけるふりかけをみんなで作りました。ごまをみんなですり鉢で根気よくすりました。塩を混ぜて、ごま塩の出来上がりです。のりをみんなで細かく、小さくちぎりました。私が「もうちょっと小さく」と注文するので、みんな一生懸命小さくちぎってくれました。小さくちぎるのも結構根気のいる作業です。お教室の前の日に、平日の幼稚園で人参の収穫をして、人参の葉っぱがたくさんあったので、私が人参の葉っぱのふりかけを作っていきました。この3つをご飯に好みでかけておいしくいただきました。人参の葉っぱはみんな食べるかしらと思ったのですが、みんなたくさん食べてくれました。

それと、Nくんのお母さんが麦を煎って作ってくれた特別手作り麦茶をみんなでおいしくいただきました。黄金色で麦の香ばしい味がして、とてもおいしかったです。Nくんのお母さん、ありがとうございました。まだありますので、今度のお教室にも使わせていただきますね。

サークルタイムでは、秋の歌をいろいろ歌いました。虫の声、松ぼっくり、どんぐりころころ等は皆さんも知っていらっしゃるでしょうから、お家でも歌ってみて下さい。りんご狩りにもサークルの中で行きました。


今度のお教室は土曜日ではなく、21日日曜日です。今度のお教室では、草木染めをしてみたいと思っています。それでお願いですが、空いたガラスのジャー(ふたつき)をひとつ持って来ていただけますか。パスタソースがよく入っているようなものですが、あれはちょっと大きいので、高さ10センチくらいの物があればちょうどいいです。ラベルがついていると中の色がきれいにみえないので、できれば全部はがしてもってきていただけると有り難いです。それと、タマネギがお家にある方は、タマネギの皮をむいて皮の部分を持ってきていただけますか。私の方でも用意しますが、お子さんが自分で持ってくるのも楽しいと思います。もしお休みのお子さんがいても、そのお子さんの分もみんなで作っておきますね。

では、21日、楽しみにしています。

アマーあづさ

2012年10月5日金曜日

2012年9月29日小学校低学年クラス

朝の始まるのがゆっくりなのか、メインレッスンを始める時間がだいぶずれ込むのはこれからの課題です。もしかして9時に登校としていただくことに変更するかもしれません。。。早く来ていただくのは構わないのですが、遅れるとその日の授業内容に響くのと、少人数なので出来るだけみんな揃って始めさせていただけたらと願っています。土曜日の朝は早く起きるのがつらいと思いますが、そのために金曜日は早く寝るように心がけましょう。

 メインレッスン:『星の銀貨』の回想
みんなよく詳細にわたって覚えてきていました。絵を描いた隣には、「光」という文字を書いてみました。スーッと星の光が自分に降り注ぎ、斜め横からも降り注ぎ、それらが集まって、静かに地上(私)に舞い降りてゆったりと広がっていく(暖まって、満たされて)、そんな想像を膨らませて何度も空で書いたりした後、ノートに最後に書きました。

言葉の階段
「ひ」「か」「り」という文字で始まる言葉を集めてもらいました。みんなたくさん集めてきてくれたので、答えるのに手がよく上がりました。

カルタ作り
「か」の文字を書いてカルタを作ってみました。

新しいお話:『3枚の鳥の羽』
 少し今日は急ぎでしたが、新しいお話をして、絵も描きました。

2週間に1回ということで、まだどのようなサイクルで授業をしようかとちょっと試行錯誤中ですみません。でも、来週からはリズムをくんで出来そうです。今週はたくさんのことをしすぎて、子供たちを急かしてしまったかもしれません。。。反省。

フォルメン線描
「はね」の「ね」の右下の部分と、「は」の右下の部分は形が似ています。その部分をフォルメンとして何度も練習しました。意味のない形を繰り返し描くことは子供たちにとって単純でも面白いらしく、みんなかなり集中してこの作業をします。指定した色もきちんと使い分けています。またこれらのフォルメンを描くのに、ブロッククレヨンで幅の広いラインを描きその上にはみ出さないように描くことはかなりの集中力を要すると思います。

専科1:手仕事
 草木染めを高学年と一緒に初めてしました。学校を出たところに咲いているマリーゴールドをみんなで摘んで、それらとタマネギの皮、セイタカワダチソウなどを瓶に入れ、熱いお湯と用意していた毛糸をそれぞれ入れました。瓶に入れて1週間も経つときれいな自然の恵みの色が出ていることでしょう。次回にはその毛糸で何かすてきなものを作りましょう。都会に住んでいると、意識をしないと自然と向き合って生活することを忘れがちになりますが。。。近くにある自然からいただいた恵みでこんなに素朴に遊ぶことが出来るってすてきですよね。何かを作成するにしても、今すぐ出来るものもいいですが、少し待ったらいったいどんな変化や発見があるのかしら?と1−2週間空想にふけるのも楽しいひとときかと思います。ゆっくり時間をかけることによって、より豊かな気持ちにさせてもらえたりするのかもしれません。

 【宿題】
*白のビーズワックスで羽を作ってみる。
*『3枚の鳥の羽』の読み聞かせ
*メインレッスンブックの絵を仕上げる。
*漢字「火」「土」「日」「金」
*「は」「ね」の言葉集め
*カルタ作り「は」「ね」
*算数プリント
*『もみじ』『こぎつねコンコン』の歌、詩の朗読の練習

三好千佳子

2012年10月4日木曜日

2012年9月29日幼稚園クラス

益々秋も深まってきましたね。家の地下にこおろぎが入り込んだようで、どこにいるかわからないのですが、洗濯をしに地下へ行くと、外のこおろぎと張り合うようにぎりぎり家の中で鳴いています。1匹なのにとても声が響いて、地下に行く度に微笑んでしまいます。

先週の土曜日は、日本語幼稚園2回目でした。新しいお友達も迎え、賑やかなクラスとなりました。また皆さん、私がメールでお願いしたレインギアを出来るだけ持ってきていただいたようでした。おかげさまで、外遊びの時は雨がほとんど降っていませんでしたので、レインコート位は使いましたが、他は使いませんでした。用意していただき、ありがとうございました。

今回のおやつは、パンでした。パン生地から練り上げて、みんなで丸めたり、へびのように長くして、くるくる巻いてロールパンのようにしたり(かたつむりさんと呼びました)、楽しくパン作りができました。私は教室のオーブンを使うのが初めてだったので、ちょっと緊張しましたが、何とかできあがり、子供たちは2つ3つといくつも「おいしい」と言いながら食べてくれました。パンにははちみつバターというの(はちみつとバターを混ぜたもの)を作って、それをつけました。たくさん作って、小学生のお兄さん、お姉さんたちにも後で分けてあげました。作っているときに「たくさん作って、お兄さんやお姉さんにもあげようね」と言ったら「ママにも作ってあげる」という優しい声も返ってきました。自分のためだけではなく、他の人のためにも何かしてあげて、喜んでもらい、自分も嬉しい、満足という気持ちを味わってもらいたいと思っています。

サークルでは、秋のお歌を体も使いながら、いろいろ歌いました。9月29日は仲秋の名月だったのですが、皆さんお月様をご覧になりましたか。お月様の日だったので、お月様のお話の人形劇(パペットショー)もおやつの後に行いました。

中遊びでは、2回目のお友達は、もうすっかりお教室に慣れたようで、あるものをいろいろ使いながら、いろんなものを作りながら遊んでいました。初めてのお友達は、どこに何があるか部屋の中をぐるぐる探索しながら、好きなものを見つけては遊んでいました。次はみんな1度または2度遊んだお教室になるので、どんな風に遊ぶか楽しみです。

お外では、体育館でブラジルのカプエラ?大会が行われていて、とても音が大きかったので、その前を通ったとき、子どもたちはちょっとびっくりした様子でしたが、外で遊び出したらそんなことも気にせず、自分たちの遊びの中にすっと入っていきました。

では、今週の土曜日もどうぞよろしくお願いします。

アマーあづさ