2015年2月21日土曜日

オープンハウスのお知らせ

オープンハウスを以下の通り開催致します。学校のツアー、クラス見学、教職員及び在校生の保護者による説明があります。現在、小学部のみ若干名お席が残っています。今年度の途中入学、来年度入学をお考えの皆様、是非ご参加下さい。 

対象年齢:幼児部3〜6歳、小学部1〜6年生、親子クラス0〜3歳
*カットオフは生年月日に限らず、お子様の成長段階も考慮した上で総合的に判断させていただきますので、ご相談ください。

【日時】
2015年3月7日(土)
小学部・幼児部:午前11時15分〜午後2時
親子クラスTea & Play:午後12時45分〜1時30分

【場所】
The Brooklyn Waldorf School
11 Jefferson Avenue (at Claver Place)
Brooklyn, NY 11238
要予約:japaneseschool@brooklynwaldorf.org

見 学ご希望の部を明記し、お名前、お子様のお名前、生年月日、お電話番号を添えて上記アドレスまでご連絡ください。小学部・幼児部のオープンハウスは保護者 の方々を対象とした説明会です。ご都合上、お子さまをお連れになる場合には、教室見学をご遠慮させていただくこともございますので、ご了承ください。 Tea&Playはお子さま同伴のお茶とお遊びの会になります。

2015年2月17日火曜日

2015年2月14日幼児部すみれ組

バレンタインデー、いかがお過ごしになられたでしょうか。
今やバレンタインデーは悲しいことに、チョコレートやギフトを消費者に買わせるために
商業的に利用され、若い人達の間では恋人達のイベントのような取り扱いになっています。
キリスト教の歴史の中で、聖バレンタインという人が本当に実在したのかどうか疑問もあるそうですが、
バレンタインデーは恋人だけではなく、また、日本のように女性から男性へだけではなく、
「自分の好き(=大切)な人に(年に1回、改めて)感謝する日」と受け止めてみてはどうでしょう。
プレゼントはチョコレートに限らず、手作りのお菓子や匂いのいい花束、そしてお子さん達が
手作りした物のように、私たち人間の5感や6感を満足させられる物がいいですね。

人間にはライフ・センス(生きるための感覚)と言って、
以前にもすみれ組お便りでお話したことがありますが、
12の感覚があるとシュタイナーは言っています。

味わう(Taste)・匂う(Smell)・触る(Touch)
バランスを取る(Balance)・自分で動く(Self-Movement)・生命活動をする(Life)・
見る(Vision)・温かさを感じる(Warmth)・聞く(Hearing)・
言葉を操る(Word)・考えを持つ(Thought)・自我を確立する(I)

この12感覚の内、特に幼少期(0~3歳)は
聞くこと、温かさを感じること、見ること、味わうこと、匂うこと、触って確かめることが
とても重要になってきます。これらが健全に発達することで、
バランスを取ること、自分で動くこと、生命活動をすることが可能になり(3~7歳)、
その後の(7~14歳)、言葉を操ること、考えを持つこと、自我を確立することに繋がります。

シュタイナー教育は、シュタイナーの提唱する12感覚のライフセンスを豊かに育み、
21歳になった時に、他人と協調出来、責任ある、バランスの取れた人間に育てることを
目的としています。ですから、これらの感覚を十分に満足させられるような環境作りと
カリキュラムを取り入れています。

前回のすみれ組のクラスでは、ウールの草木染めのフェルトをハート型に切り、
お子さん達に周りを縫ってもらい、中に詰め物のウールととラベンダーを入れた匂い袋を作りました。
ブランケット・スティッチという縫い方をしたのですが、お子さん達、みんな器用に縫っていました。
「お母さんと一緒にやったことある!」と嬉しそうに話していたお子さんもいました。
縫い物が大好きな男の子もいました。
ハート型で、ピンクや薄紫色ですと、女の子の食いつき方が全然違いますね。
すでに皆さまのお手元に届いているとは思いますが、
お休みされたお子さん達にはこちらで作っておりますので、次回、お渡し致しますね。



おやつは、お子さん達に持って来て頂いたご飯に、
海苔・おかか醤油・塩昆布・ゆかりのふりかけ・椎茸煮で頂きました。
ゆかりのふりかけと椎茸煮は、担任の私が自宅で作って来たものです。
椎茸煮は、好き嫌いが分かれますが、中には「嫌いだけど一つだけ試してみる」と言って
食べて下さったお子さんもいました。素晴らしいです!

この日は、Lくんのお母さまのEさんと、Jくんのお母さまのCさんがお手伝い下さいました。ありがとうございました。Tさん、くれぐれも奥さまによろしくお伝え下さい。今後ともよろしくお願い致します。

季節の歌は以下の通りです。
「私の気持ちあげる、あなたが好きだから
 私の気持ちあげる、あなたが大好きだから」
「糸は針に続き、糸は針に続き、中に入ったり、外に出たりするよ
 糸は針に続き、糸は針に続き、母は子どもの、服を直してくれるよ」
「押しくらまんじゅう、押されて泣くな、押しくらまんじゅう、押されて泣くな」
「大きな太っちょ雪だるま、ホウキを持って、帽子かぶり、
 お日さま高くなって来たら、ドロドロドロドロ、溶けちゃった」

次回のすみれ組さんのクラスは今週末の2月21日になります。
おやつは、おにぎりに挑戦してみたいと思います。
去年、つくし組さんにいらっしゃったお子さんは何回か経験済みです。
たんぽぽ組さんにいらっしゃったお子さんも年度末に一度作ってみました。
さて、上手に出来るか見てみましょう!
そしてクラフトは、以前、切った木の板に穴を開けます。

いつものように、リンゴ1つとお米を1合、
また、お子さんの好きな、おにぎりの中身になるような物を1品お持ち下さい。
おにぎりの中身の例としては、梅干し・昆布の佃煮・しゃけ・たらこなど。
ナッツ・ごま・卵にアレルギーのあるお子さんがいらっしゃいますのでお気を付け下さい。
よろしくお願い致します。

まだまだ寒い日が続きます。
基本的に毎回、外遊びしますので、雪が降っていなくても、雨が降っていなくても
気温の低い日は、スノージャケット、スノーパンツ、スノーブーツ、帽子、手袋など
お子さんが外で思い切り遊べるように、十分に暖かい格好をさせて来て下さい。

また、荷物を手さげ袋に入れているお子さんは
自分で荷物が持てるようにバックパックを持たせるようにして下さい。

<新1年生の体験クラス>
2015-2016年度に1年生になられる年齢のお子さんは、今週2月21日(土)
1時15分から1時45分まで、4階の小学部低学年のお教室で授業を体験して頂けます。
新1年生対象の保護者の方達には別途、小学部の方からご案内のメールが行きますので
参加ご希望の方は、C先生まで直接、ご連絡頂き、幼児部の方へは
朝の登園時にサインナップシートにその旨をご記入下さい。
参加される方はいつもよりも少し早目に幼児部の方へお子さんをお迎えに来て頂き、
そのまま、お子さんを4階の低学年の教室までお連れ下さい。

それでは、よろしくお願い致します。

すみれ組担任

2015年2月2日月曜日

2015年1月24日、1月31日幼児部すみれ組

<1月24日>

改めまして、皆さま、お正月フェアの献身的なご協力をありがとうございました。
皆さまのおかげでフェアを大成功に終わらせることが出来ました。
また、この土曜日はお正月フェアが終わっているのにも関わらず、
クラフト材料など、新たに購入して頂いて感謝しております。
ありがとうございました!

さて、もうすでに大昔のように感じておりますが、
お正月フェアの前日の1月24日の朝は、担任の住むエリアでは積雪量が多く、
車を出すのに雪掻きが必要で、大変遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。

本来、この日はお味噌作りをする予定でしたが、副担任のY先生にお任せし、
11時過ぎに到着しましたので、お味噌は出来ませんでした。
しかし、2、3日前から下準備をして、10時間ほど大豆を煮ていましたので
クラスでは残念ならが出来ませんでしたが、担任が家へ帰ってから仕込みをしました。
これから数ヶ月(本来は6ヶ月ほど)寝かせますので、年度末にはお渡ししますね。

この日は、Aちゃんのお母さまのAさんと、Kくんのお母さまのNさんがお手伝い下さいました。
副担任のY先生がE先生とクラスをまとめている中、子ども達のリンゴを切るお手伝いをして下さったり、
食器を洗って下さったり、本当にありがとうございました。

T先生のユーリズミーのクラスでは、いつものようにぺムぺムとヘムヘムのお話でした。
「ずいずいずっころばし、ごまみそずい、茶壷に追われて、とっぴんしゃん、抜けたら、どんどこしょ、
 俵のねずみが、米食ってちゅう、ちゅうちゅうちゅう、おっとさんが呼んでも、おっかさんが呼んでも、
 行きっこなしよ、井戸の周りで、お茶碗欠いたの、だあれ」
「ここへ来てよ、日の光、庭の花も芽を出した、ここへ来てよ、日の光、私の心も歌い出す」
「結んで、開いて、手を打って、結んで、また開いて、手を打って、その手を上に」
「糸まきまき、糸まきまき、引いて引いて、トントントン、出来た出来た、小人さんのお靴」
「風そよぐ、銀色の月、お花おやすみ、花びら閉じて、風そよぐ、銀色の月」


<1月31日>

前回1月31日は、皆さま、お忙しい中、
小学部前期終業式とコミュニティランチへのご参加ありがとうございました。
事前に場所の変更があったため、お迎えに混乱があったことをお詫び致します。
すみれ組の子ども達も少しだけ、小学部のお兄さんお姉さん達の
「てぶくろ」の発表や合唱を見ることが出来て、よかったです。
静かにして小学部の発表が見ることが出来るのかどうか、正直、疑問でしたが、
お子さん達、意外にも!静かにして見ていることが出来ました。

それもそのはず。1月は毎週授業があったせいもありますし、
前期の授業回数をこなして来て、お子さん達も慣れて来たせいもあるのでしょう。
今までのクラスの中で、1月31日の授業の様子は一番の出来でした!
一人一人、今までさまざまなチャレンジがあったのですが、
お子さん達、何か大きな壁を乗り越えたかのように成長しました!
そしてお子さん達だけでなく、担任である私も今まで自分の中にあった
ハードルを乗り越えたような氣分で、涙が出るほど嬉しいです。

ここで一つ、保護者の皆さま方に
人智学的医療(シュタイナー哲学)の考え方でお話しておきたいことがあります。
お子さんが風邪などを引いて、高熱を出した時、皆さまはどうなさるでしょうか。
高熱でうなされているお子さんを見ているのは忍びないですね。
どうにか、子どもの苦しさを軽減してあげたいと思うのが親です。
その際に、すぐに風邪薬や解熱剤を飲ませたりしていませんか?
一晩や二晩くらいの高熱ならば、薬は飲ませず(命に関わる場合は別ですが)、
子どもの汗を拭きとり、暖かくさせて、水分補給をし、ゆっくり寝させておきましょう。

発熱というのは、免疫力がウィルスや菌など、身体に不要な物と戦っている証拠です。
意味があって、発熱しているのです。
解熱剤で熱を下げてしまうということは、本来、とても不自然なことで
子どもの免疫力を低下させてしまうばかりか、薬というのは常に副作用が伴います。
日本では、風邪を引いただけですぐに小児科に連れて行くご家庭が多いですが
皆さま、もうこちらの生活が長いと思いますので、すでにお氣づきだと思います。
こちらの小児科の先生は風邪くらいでは処方箋も出しませんし、注射もしません。
ただ、水分をよく摂って、暖かくして休ませて下さいと言うだけです。
親は子どもが心配で小児科に連れて来たのですが、ほとんど何もせずに追い返されてしまいます。

これはどういうことでしょうか。
【人間の免疫力は使ってこそ、なんぼ】です。
普段、子ども達が規則正しい生活をし、バランスの取れた食事と適度な運動をし、
その季節に合わせたきちんとした服装をしているならば、
ちゃんと私たちには免疫力というものが備わっているものなのです
その免疫力を試す時が、外から侵入して来たウィルス菌と戦う時です。
戦うことによって、免疫力はさらにアップします。

ここでです。
シュタイナーは「免疫力をどんどん使いましょう!」と言っています。
どういうことかと言いますと、ただの風邪引きぐらいでしたら、
「発熱ごときで薬を子どもに与えないで下さい」ということです。

子どもは、高熱を出して、それが引くと、精神的にも身体的にも成長します。
皆さまのお子さん達の中でも、風邪でお休みされたお子さんがいらっしゃいますが、
そういったお子さん達が元気になってクラスに戻って来た時は全然違います。
高熱を乗り越えることで、精神的に一回り大きくなって帰って来ます。

ここでお約束ですが、
「1日発熱したら、その後、2日間身体を休ませる」
「2日間発熱したら、その後、4日間身体を休ませる」
と発熱した期間の倍の期間を家で休養・回復させるというのが人智学的医療の考え方です。
現代の忙しい私たちの生活スタイルの中で、お子さん達に薬を飲ませないで休養させるというのは
とても大変なことと思いますが、このようなことを少しでも頭の隅っこに置いておいて下されば嬉しいです。

私たち、シュタイナー学校の先生達の間では、何か悩みがあったり、問題を抱えていると、
「一晩、高熱を出したいわ!翌日には成長(解決)しているから」と冗談のように言う時があります。
微熱程度ではなく、高熱じゃないとダメですね。

1月31日の授業に戻りましょう。
この日のおやつは、節分が近いこともあり、巻き寿司を作りました。
キュウリ、セロリ、アボカド、卵焼き、椎茸煮が集まりました!皆さま、ご協力ありがとうございました。
お子さん達、自分の食べる細巻きは具を選んで、自分で巻きました。
上手に巻けましたが、時々、具だくさんにしてしまったので、開きっぱなしになってしまった物もありました。
それでも、自分で作ったお寿司を食べると、とてもおいしいですね!
恵方巻きを意識して、細巻きを小さく切らず、1本そのまま、かじって食べました。
小さくして食べたかったお子さんもいて、自分で工夫してちぎっていました。
日本に行った時におばあちゃまが作って下さったことを思い出して、お話して下さったお子さんもいました。
お寿司はいいですね。また、作りましょう!

クラフトは前々回、お子さん達に描いてもらったシュタイナーの水彩画を鬼のお面にしました。
お寿司で手が一杯でしたので、実際はお手伝いして下さったお母さま達に形にしてもらいましたが
副担任のY先生のアイディアの鬼のお面で、是非、節分の豆まきを楽しんで下さい!

この日は、Mちゃんのお母さまのNさんと、Kくんのお母さまのNさんにお手伝い頂きました。
Nさん、ラストミニッツでピンチヒッターのように駆けつけて下さり、ありがとうございました!
鬼のお面は、小学部の終業式の間に他のお母さま方にも手伝って頂き、ありがとうございました。
本当に助かりました。今後ともよろしくお願い致します。

さて、この日はT先生の最後のオイリュトミー(ユーリズミー)で、ぺムぺムとヘムヘムのお話でした。
「ずいずいずっころばし、ごまみそずい、茶壷に追われて、とっぴんしゃん、抜けたら、どんどこしょ、
 俵のねずみが、米食ってちゅう、ちゅうちゅうちゅう、おっとさんが呼んでも、おっかさんが呼んでも、
 行きっこなしよ、井戸の周りで、お茶碗欠いたの、だあれ」
「ここへ来てよ、日の光、庭の花も芽を出した、ここへ来てよ、日の光、私の心も歌い出す」
「結んで、開いて、手を打って、結んで、また開いて、手を打って、その手を上に」
「糸まきまき、糸まきまき、引いて引いて、トントントン、出来た出来た、小人さんのお靴」
「風そよぐ、銀色の月、お花おやすみ、花びら閉じて、風そよぐ、銀色の月」

季節の歌は以下の通りです。
「糸は針に続き、糸は針に続き、中に入ったり、外に出たりするよ
 糸は針に続き、糸は針に続き、母は子どもの、服を直してくれるよ」
「押しくらまんじゅう、押されて泣くな、押しくらまんじゅう、押されて泣くな」
「なべなべ、底抜け、底が抜けたら、返りましょう」
「雪やこんこ、あられやこんこ、降っては降っては、ずんずん積もる
 山も野原も、綿ぼうしかぶり、枯れ木残らず、花が咲く
 雪やこんこ、あられやこんこ、降っても降っても、まだ降り止まぬ
 犬は喜び、庭駆けまわる、猫はこたつで、丸くなる」
「大きな太っちょ雪だるま、ホウキを持って、帽子かぶり、
 お日さま高くなって来たら、ドロドロドロドロ、溶けちゃった」

次回のすみれさんのクラスは2週間後の2月14日になります。
バレンタインデーですので、本当はハート型のクッキーか何かを作りたい所なのですが、
平日の幼稚園のクラスに小麦粉に対するひどいアレルギーがあるお子さんがいて、
クッキーが作れません。ですので、おやつはいつものようにご飯にして、
クラフトはハート型の匂い袋を作ろうと思います。

いつものようにリンゴ1つとお米を1合、お子さんに持たせて頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。

すみれ組担任