2012年12月25日火曜日

小学校体験クラスのお知らせ

ブルックリンシュタイナー日本語学校が9月に始まって以来、早4ヶ月が経とうとしています。12月15日の秋学期終業式では、各クラスで今まで練習してきた詩の朗読、手作りの世界の家の模型、剣玉披露、子供たちと保護者の合唱など盛りだくさんの発表があり、これまでの学びの成果がうかがえる素晴らしい会となりました。また終業式の後のコミュニティーランチでは、みんなで持ち寄った野菜を使って保護者の方々が調理して下さった温かいスープ、お餅、幼稚園クラスで作ったパンを全員でいただきました。みんながそれぞれ、この学校、そしてこのコミュニティーに楽しみながら参加していることが感じられた心温まる一日でした。

当校にご興味のある方は、1月の体験クラスにお越し下さい。

日時:1月12日(土)3時30分〜4時30分(現4–6年生)
   1月19日(土)3時30分〜4時30分(新1年生/現2−3年生)
場所:The Brooklyn Waldorf School
           11 Jefferson Avenue (at Claver Place)
           Brooklyn, NY 11238
参加費:$35
                            
お申し込み・お問い合わせ:japaneseschool@brooklynwaldorf.org
ウェブサイト:http://www.brooklynwaldorf.org/programs/japanese-school

2012年12月15日幼稚園クラス(終業式)

メリークリスマス☆
今頃サンタさんが各お家のえんとつや窓から忍び込んで、子供たちにプレゼントを運んでいる最中でしょうか。クリスマスに合わせて、雪も持って来て下さったサンタさんとトナカイさんたち、「お疲れさま」と「ありがとう」をお伝えしたいですね。

12月15日に今年最後のクラスを迎えたシュタイナー日本語幼稚園ですが、保護者の方々に終業式に来ていただき、ありがとうございました。またその後のランチのお手伝い、お正月のフェアーの話し合いなど、学校を皆さんでサポートいただいていることに心より感謝申し上げます。終業式のあいさつで千佳子先生が言っていた「みんなで作る学校」ということがすでにこんなに浸透して、実現されていることに私も感動とともに有り難い気持ちでいっぱいです。

それでも中には、2週間に1度の学校で親の負担が大きいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。そういう場合はどうか無理しないでくださいね。出来る方々で出来る範囲のことをしていったらいいと思いますので、これはできない?と思うようなことがあれば、いつでもおっしゃって下さい。

終業式の後のランチのスープ、野菜のピクルス、お餅等とてもおいしかったですね!幼稚園児の作ったパンも好評でよかったです。

15日の報告を少しさせていただきますね。(冬休みに入る前でばたばたして、報告が少し遅くなってしまったこと、ごめんなさい。)幼稚園のクラスは、終業式に出席したこともあり時間が短かったので、お外遊びは省略しました。お教室で中遊びをしながら、パンを作ったり、ろうそく立てになる台を作ったり、ろうそくを飾ったりというクラフトをしました。ハリケーンサンディの後に落ちていた大きな木を千佳子先生が拾ってくれていました。ろうそくの台は、それを輪切りにしたものを使いました。これも銀杏に次いで、いいものを拾いましたでしょ。そこにみんなが持って来てくれたどんぐりやその帽子、赤い実、そして、森の小人さんから届いた金色の小さな松ぼっくりを台の上に飾って、それぞれとても素敵なろうそく立てを作っていました。金色の松ぼっくりさんを台の上に載せるのはもったいないと思ったのか、自分のポケットにしまっていたお友達もいましたが、それもよしです。

ろうそくは蜜蝋のろうそくです。私が平日勤めているGreen Meadow Waldorf Schoolのコミュニティーの中にキャンドルを作っているところがあります。手作りキャンドルで、コミュニティーの中のお店で販売しています。私が買ったときはその工場に行ったので、まだ作り立てで、ろうそくが温かかったのに感動しました。そのろうそくの上にうすく伸ばした色がついた蜜蝋の粘土をこすり合わせてつけていき、黄金色のろうそくにちょっとした飾りをつけました。蜜蝋粘土は、手で触って温めるとだんだん柔らかくなり、ろうそくにもくっついていくのですが、温めていないと乾いたような状態でなかなかろうそくにつきません。子供たちもなかなか根気のいるろうそく立てとろうそく作りでした。

出来上がりは皆様に見ていただいた通りです。子供たちがそれぞれの想いを込めて作ったこのろうそくの火が、きっと皆様のご家庭に新しい年への希望の光を届けてくれることでしょう。

このクラフトに思ったより時間がかかり、また遊ぶ時間も全部取ってクラフトをするのも子供たちがかわいそうだったので、予定していた王冠作りはこの日はあきらめました。半分のお友達がまだ終わっていないので、これは来年に持ち越しですが、きっと作りますので、楽しみにしていてください。

終業式ですが、予定では、途中から参加(半分だけの参加)の予定でした。45分以上も椅子に座って式を眺めることは、この年の子供にとっては大変だし、苦痛なことだと思ったからです。でも式が遅れたので、私たちが下に降りて来た時に式が始まる形になってしまいました。子供たち大丈夫かなという私の心配をよそに4歳以上の子はずっといい子に座って式を眺めていることが出来ました。これには私もびっくりさせられました。3歳前後の子さは、ちょっと席を立ったり、お母さんが気になったりでしたが、これは当然のことです。それでもみんなよくがんばったなあと思います。ユリズミーの発表は、そんな事情もあって自分たちの番のときにはもう結構疲れていたように思います。お教室では、もう少し先生についてできていたのですが、あのステージでは周りもきっと気になったのでしょうね。いつもはもう少し上手にできていますよという感じで理解いただければ幸いです。

最後の方の紅葉の合唱のときまでには、もう集中度もかなり落ちているなと思っていたのに、お母さん方が参加していることと歌声がとてもきれいだったことで、子供たちは目を開いて聞き入っていましたよ。おわかりでしたか。練習時間がほとんどなかったのに、きれいに合唱されていてとてもよかったです。校長のバル先生も感動されていました。皆様、お疲れさまでした。こんなところが報告です。

今年の冬至は21日だったそうです。この日が1年で一番日が短くて,この日からだんだん日が長くなっていっているようです。今日は雪が訪れまだまだ寒い冬ですが、日は日増しに長くなり、自然界や土の中では次への準備が始まっているのでしょうか。私たちも2013年に向けて、何から準備したらいいのか、1月1日を迎えるまでの数日間で考えてみませんか。

今年はブルックリンシュタイナー日本語幼稚園が始まり、皆様とご縁が結ばれ、楽しいクラスを行うことができたことをとても嬉しく、有り難いことだと受け止めています。皆様からの温かいサポートに心より感謝申し上げます。来年もどうぞ共にこの学校作り、クラス作りをよろしくお願い致します。ご質問、ご意見などがあれば、いつでもおっしゃってくださいね。

楽しいクリスマス、そしてホリデーシーズン、そして良いお年をお迎えください。

アマーあづさ

2012年12月16日日曜日

2012年12月15日(土)秋学期終業式

式次第

はじめのうた「タリスのカノン」
       かがやく うつくしき ひかりのもとへ、
       てんより きこゆる めぐみの うたごえ。

小学校生徒入場、着席
開式
はじめの挨拶(千佳子先生)
小学校高学年:詩「あめにもまけず」
小学校高学年:世界のうちの発表
小学校低学年:詩「おちば」
小学校低学年:ユーリズミー
小学校高学年:ユーリズミー
幼稚園児入場、着席
小学校低学年:うた「こぎつねこんこん」
小学校高学年:早口言葉
小学校低高学年:剣玉披露
幼稚園:ユーリズミー
小学校低高学年・保護者: 合唱「もみじ」
おわりの挨拶 (学校代表バル)
おわりのうた「おしょうがつ」
閉式

2012年12月14日金曜日

2012年12月1日低学年クラス

こんにちは。師走がとうとうやって来たかとおもうと、さすがに寒い日が続きますね。風邪などひかず元気に過ごしましょう。

という私は、1日に学校が終わってから週末にかけてどうも調子がいまいちだなと思いきや、おなかの風邪になってしまい、2日ほど学校を休みました。次の日にやっと学校に戻ろうと思ったらその夜中に下の子が吐く、次の朝は上の子が腹痛を訴えるなどでみんなでベッドにいました。子どもと一緒に病気になると、親はそうそういつまでも寝ていられず、結局吐いてよごれたシーツを洗ったりと起きて仕事に復帰せざるを得ませんでした 。とほほ。。。そんなこんなの予定外の1週間でしたが、先週末は学校でウィンターフェアーがあり、お寿司を巻いて下さった方、またオムスビをお持ち下さった方、学校に遊びにいらした方、重ねてお礼を申し上げます。

いよいよ 今週末は、秋学期の終業式を迎えます。

【学習内容】
*『こびとのくつや』のお話の回想のあと、絵を描きました。 サマリーは宿題。
*Nくんがすてきなこびとのブーツをビーズワックスで作って持ってきてくれました。
*漢字ビンゴ16 :既に習った漢字を16書いてもらい、ビンゴをしました。ビンゴはみんな大好きなのか、漢字を一生懸命書いてくれました。
*新出漢字:前回のクラスでは新しい漢字は「 林」と「森」を「 木」から連想させ、絵を描きました。よって、「 人」「手」「足」「体」の漢字はすべて宿題になっていますので、申し訳ありませんがご家庭でフォローしていただき、漢字ノートに書いて下さい。書き順をきちん と教えて上げてください。
*ひらがなカルタカード:あ行のカード作成。今までで出来ていないところは出来るだけ仕上げること。(今週の終業式でみんなのカードをディスプレイしたいと思っています。)
*カレンダー:一日。。。十日、二十日などの日にちの読み方。ご家庭でも日本語で日にちを毎日言ってみて練習しましょう。
*「な」のつくことば:「 なみ」「なし」「なべ」「なわ」「なつ」「なすび」「なかま」「なみだ」「なかよし」「ながさき」たくさん出ました。でも5文字は出ませんでした。。。
*お話『森の家』
*終業式の発表のために『もみじ』、『こぎつねコンコン』、『落ち葉』の詩をしっかり覚えましょう。剣玉も練習しましょう。
*カルタ取り:取った文字は尻文字をやってもらい、筆順を確認しました。みんな上手に尻文字が出来ました。ご家庭でも一緒にやってみましょう。
*かぎ針編み:みんな初めてやってまだ2回目だというのに、もう自分で出来るようになってきています。ご家庭でフォローをしていただき、時間を見つけて少しづつやりましょう。何が出来るかいろいろ考えながら作るのは楽しいですよ。

追伸
今週は秋学期最終日ということでコミュニティーランチを行います。小学生の保護者の皆様にランチのお手伝いをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。お餅は11時半頃から、小学校生徒もお手伝いさせていただく予定です。

それでは今週末お会いしましょう。

三好千佳子

2012年12月12日水曜日

2012年12月1日幼稚園クラス

師走もすでに1/3が過ぎてしまい、今年もあと残り3週間を切りましたね。
今年は皆様とご縁ができたことを心より嬉しく思っています。

さて、前回のクラスでは初めて野菜のスープを作りました。皆様のお家からのいろんなお野菜が朝届きました。ご協力ありがとうございました。ボールに入れてみんなで洗い、すぐに野菜切りに取りかかりました。3歳以下の子はバターナイフ、4歳以上の子は果物ナイフのようなもの(シャープではないもの)で、それぞれまな板の上で野菜を切りました。大きいものや固いものは、先生たちが小さめに切って、それをさらに小さく切ってもらったりしました。ジャガイモは皮をむいたりもしました。玉ねぎも切ったり、むいたりしてもらいました。マッシュルームのような柔らかいものは小さいお友達にお願いしたり、芽キャベツも葉っぱを取ったり?してもらいました。Aちゃんは、ハリケーンの後銀杏が公園に落ちていたそうで、お母さんといっしょに拾って、それを持って来てくれました。ハリケーンの後は、枝だけでなく、いいものも落ちているんですね。今度よく見てみましょうね。

ちょっとしたら飽きる子がいるかなという予想を裏切って、とにかくみんながいっしょに取り組んでくれて、用意した野菜が終わるまでずっとテーブルについてみんな真剣に、楽しそうに野菜を準備しました。お家でも機会があったら一緒にお料理をしてみたらいかがでしょうか。


出来上がったスープは野菜の実だくさんのスープでとてもおいしく、みんなが2杯も3杯もお代わりしてくれました。さつまいもや銀杏、マッシュルームなどを宝物を探すように「〜見つけた!」とスープの中で探していました。みんなで食べるとこんな感じでさらにおいしくなるようです。

もうひとつ新しいことをしました。クラフトで指編みということをしました。先日草木染めで染めた太い羊毛の毛糸が黄金色、太陽色に美しく染まりましたので、それを指編みして頭にかぶる王冠にしました。その後、色がついたふわふわの羊毛を指編みの隙間に挟み込み、飾りにしました。王冠に色とりどりのお花が咲いているような素敵なものに出来上がりました。前回は半分くらいのお友達がこれをしました。指編みは結構時間がかかるので、全員はできなかったのです。前回持って帰らなかったお友達は、15日、今週の土曜日にこれをしますので、お楽しみに。指編みは3歳、4歳ではまだ少し難しいし、王冠ほどの長さは根気もいるので,先生たちが手伝いましたが、自分でも出来るところはやっています。羊毛を飾りに入れるのは、みんな自分で色も選んでやりました。5歳のお友達は指編みも含め、ほとんど自分でできました。


前々回はお誕生日などもあって、お外の時間がなかったので、前回は少し多めにお外の時間も取りました。中でも元気ですが、外でもどのお友達も元気いっぱいで遊びます。ただ、帽子がなかったり、手袋がなかったりすると、30分くらいお外にいるだけでだんだん冷えてきます。気がついた頃には手がとても冷たくなっていたり、耳が赤くなっていたりするので、学校だけでなくこれからお外で遊ぶときには必ず暖かい服装、帽子、手袋をさせてあげて下さい。いやがる子もいるでしょうが、子どもは熱い寒いの感覚が大人ほどわからないので、大人が暖かくしてあげることが大切です。(プリント参照)

帰り際に皆様にプリントを配らせていただきました。この幼稚園はシュタイナー教育に基づいてさせていただいていますが、シュタイナー教育って何?という思いの方もまだいらっしゃるかと思います。今回は「温かさ」について触れてみました。ご参考になったでしょうか。また、「私を叱らないでね」というタイトルのものもお渡ししました。これは叱らないで、甘やかしてもいいということではありません。きちんと子育ての方向付けをすることはとても大切です。ただ、子供が言うことを聞かないとき、大きな声で怒ることで解決しないで下さい、他にしたらいいことがありますという助言です。これも参考になさって下さい。これから時々このようにプリントを配らせていただこうかと思っていますし、もし皆様からご質問があればお知らせ下さい。それについての記事等あれば、お渡しします。

さて、次回の15日は今年最後のクラスです。元気に登園して下さいね。この日は最後ということで、小学部と合同の終業式が予定されています。保護者の方々にも来ていただきたいと思いますので、是非お時間を作って、参加して下さい。最初は小学生の発表で、幼稚園児は12時半頃から参加します。1回習ったユリズミーを発表します。15日が2回目なのですが(教室でユリズミーの時間があります)、その後すぐに発表なので、成果というより幼稚園のユリズミーってどんな感じかということをみていただければと思います。この日は大人用のユリズミーワークショップもあるそうなので、ご興味のある方は是非ご参加くださいね。

その後、小学部と合同でちょっとした昼食会が催されます。一緒にランチをいただきながら、お互いに交流、歓談しましょう。ランチは小学部が野菜スープ、幼稚園からはパンを作って持って行きます。

15日のクラスについて、3つお願いがあります。

①このクラスでクラフトを予定しています。もしどんぐり、松ぼっくり、赤い実、その他なんでも自然の中の素敵なものがあれば、拾ってお教室に持って来てください。(前回Kちゃんがどんぐりをたくさん拾って来てくれました。ありがとう。)

②終業式のユリズミーで、出来上がった王冠をかぶってやってみようかと思っています。前回指編みで作った王冠を持ち帰ったお友達は、できれば15日のクラスにそれを持って来てもらえますか。

以上です。またまた長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
では、15日にお会いしましょうね。

アマーあづさ

2012年11月27日火曜日

2012年11月17日幼稚園クラス

サンクスギヴィングの休日も終わり、今日は12月を前に雪が訪れ、自然界では今年最後の月を迎える準備が進んでいるようです。皆様の休日はいかがでしたか。

サンクスギヴィングは、アメリカ移民の先駆者たちが食料もない寒い冬、原住民のインディアンに食べ物を分けてもらった感謝に発した祝日だと聞いています。日本の行事ではありませんが、この日に家族や周りのお世話になっている方々に感謝の気持ちを表すというのはとてもいいことだと私は思います。前回の幼稚園で子供たちが生けたお花は、サンクスギヴィングのテーブルに飾られたでしょうか。私のうちにも同じお花がありますが、まだきれいに咲いていますので、皆様のお家のも長く持ってくれているといいなと願っています。

前回のクラスについてご報告が少し遅れましたが、またとても楽しいクラスとなったので、皆様にお知らせしたいと思います。ハリケーンサンディーで1回クラスがなくなり、久しぶりに会った子供たちですが、教室に入ったらいつもの様子ですぐに遊び始めました。持って来てもらった果物を切るコーナー(ゆうこ先生担当)とミニ生け花コーナー(私が担当)をテーブルの両サイドに設けると、好奇心旺盛な子供たちは、何か違ったことが始まったぞ、何かな、やってみようかなという感じで集まってきました。ちょっと見てやっぱり遊ぼーと戻って行く子もいますし、「やりたい」「手伝ってもいいですか」等と声を掛けてくれる子もいるし、子供は様々です。基本的にには、その子がやりたいときにやらせてあげるようにしています。

それでもお花はみんなにお家に持って帰ってほしかったので、みんなに生けてもらいました。有り難いことにみんなやりたがりました。もうひとつ作りたいと言った子には2つ作ってもらいました。私が「緑ちゃんから生けましょう」とか「お花の一番きれいな顔が見えるように生けてあげてね」とかというアドバイスはしましたが、生けたのはほとんど子供たちです。オアシスというスポンジに浅くしか入っていなかったので、深く差し込んだりはしましたが、お花の位置や角度、どのくらいお花を入れるかなどは自分たちでほとんどしています。私は長年生け花を教えているのでその経験からいうと、私もそうですが、大人だとどうしたら美しく見えるかと考え、何回も生け直してしまいますが、子供はそんなことはしません。パッと見て、パッと生けるのでとても早いのです。そして、それがお花には一番いいのです。いじっていると自然のお花のエネルギーが弱ってしまい、人間の見栄や執着ばかりが全面に出て、結局はあまり美しくなくなってしまうのです。子供の生け花はとても素直で何回見ても飽きない、気持ちのいいものが出来上がっていました。こんなふうにお花や自然と交流することでも、子供たちはどんどん感性を磨いていきます。何も言わなくても、ひとつ目よりふたつ目の方がもっと面白くお花が入っていました。お家でも小さいコップでいいですから、外で摘んで来たお花や緑をお家の中で楽しんでみてください。

その横で、みんながいろいろ持って来てくれた果物を小さくみんなで切って、おいしそうなフルーツサラダも出来上がりました。ナイフは年齢の小さな子には、バターナイフのようなものでバナナなどを切ってもらいましたし、4歳、5歳の子にはりんご等を切ってもらいました。今回上手にみんな切ってくれたので、ゆうこ先生と相談して、今週の土曜のクラスでは、野菜スープをみんなで作ってみようと話しました。

遊びながら、合間にお花を生けたり、果物を切ったりして、あっと言う間にお片づけの時間になりました。いつもはこの後季節の歌等を入れたサークルタイムなのですが、この日は朝のお歌を歌ったあと、ユリズミーの孝恵先生をお迎えしました。孝恵先生の優しい歌声と動きに合わせて、子供たちも見よう見まねでユリズミーを体験しました。初めてといっても、とても自然に先生の輪の中に入り、楽しそうに体験していました。この様子は今度12月15日に見られるかもしれません。というのは、今年最後の幼稚園の日に小学部と合同で終業式をする予定ですので、その際に孝恵先生と幼稚園児はいっしょにユリズミーをしようかと予定しています。保護者の皆様にも来ていただこうと計画しています。千佳子先生のメールにもありましたように。時間等の詳細は後日ご連絡しますが、15日の12時頃から終業式が行われるかと思います。よかったら、12月15日は空けておいて下さいね。

さて、ユリズミーの後は、みんなで床に横になり少しお休みの時間です。お手洗いにもこの時行かせます。その後はいつもだとおやつなのですが、この日は「おなかすいた」という子供たちに「今日はもうちょっと待ってね」と言って、椅子をまるくカーペットの上に並べてもらいました。この日は秋のお誕生日のZくんとHちゃんのお誕生日会をしました。お誕生日の2人は、冠とケープをまとって、天使(この日はHくん)に連れられて教室に入って来ました。そしてみんなで、2人は地上に生まれる前は、お空の上の天国にいて、他の天使たちと遊んでいたこと、ある日ボールが地上に落ちて雲に穴があいて、そこから地上をのぞいたらとてもおもしろそうな世界が広がっていたこと、そこにとても優しそうなお父さん、お母さんが見えたことなどをお話で聞きました。2人は最後に虹の橋を渡って、とうとう地上に降りてきました。生まれた日から1歳、2歳、3歳、4歳、5歳になるまでどんなふうに成長したか、それぞれのお母さんからいただいたメモをもとに簡単にその年の出来事をいっしょにたどりました。全体のお話が少し長く、小さな子はずっと静かにしていることが少し難しかったかもしれませんが、お誕生日の静かなムードと1年毎に増えるろうそくの火に助けられて、何とか最後までみんな聞いてくれました。最後にみんなで歌を歌って、みんなが描いた絵をプレゼントで渡しました。そしてみんなには、自分たちが羊毛を丸めてフェルト化させたものをもとにどんぐりのネックレスを作ったので、それをひとりひとりに渡しました。Zくん、Hちゃん、お誕生日おめでとう!そして、みんな静かに聞いてくれてありがとうというのが、私たち教師からの言葉でした。


実は、この誕生日の会の前に私がちょっと失敗をしました。みんなが椅子を丸く並べて、お誕生日会の用意ができた時に私がこの会に使うある物を忘れたことに気がつき、子供たちには気づかれないように、お誕生日の準備の歌を口ずさみながら、顔はにこにこしながら心は「あれ、どこにおいたのか、確かこの中に入れたはずなのに、ない!?」等と内心で焦っていたら、ある子が「先生、何探しているの」と聞き、私は心の中で「あ、何か探しているのばれちゃったな」と思っていると、他の子に「先生、大丈夫?」「心配しないでね」とか言われ,私の心の中は子供たちにすっかりお見通し。そして、「ぼくもいっしょに心配してあげるよ」なんて優しい言葉も出て来て、急に恥ずかしくなった私でした。保護者の皆様には「子供たちには親の心がすぐわかってしまうんです」とか言ったかと思いますが、私の心もどんなに顔をにこにこしていても、子供たちにはすっかりわかってしまっていました。でもみんな優しく、誰も「先生、待っているんだから早くして」などのことは言わず、いっしょに心配してくれていて、心優しい子供たちに囲まれて有り難いと思いました。結局探していた物はなかったのですが、なしでもみんなの心に支えられて、いいお誕生会が迎えられました。

その後は待ちに待ったおやつの時間。この日はご飯でしたが、上にかけるふりかけを、これも遊んでいる合間に作りました。ごまをすったり、塩を混ぜたり、のりを小さくちぎったり。この日はCくんのお母さんがお家でとれた緑のしそを乾燥させて、細かくされたものをしそふりかけで持って来て下さったので、これもごはんにかけておいしくいただきました。しその香りがまだ残っていて、ご飯を誘うようないい香りでした。次にお祝いのフルーツサラダが待っていたのですが、「フルーツサラダがあるよ」と言っても、ほとんどの子がご飯を2杯おかわりしていました。ご飯がこんなに好きなんて、やっぱり日本人の子だなと思わされましたよ。ご飯2杯の後に、フルーツサラダもおいしくいただきながらみんなで楽しんでいたら、あっという間に時間になってしまいました。この日はユリズミー、お誕生日会などいつもと違うアクティビティーがあったりして、またおやつもお話しながらゆっくり食べたりしたので、お外の時間がなくなってしまいました。まあ、こんなことがたまにはあってもいいかなという感じでした。。。お外に行きたかったお友達、ごめんなさいね。電車を作って、お父さん、お母さんの待っている駅までみんなで降りていってクラスは終わりました。

お家では、みんなどんなことをお話しているのでしょうか。お教室では,みんなお家のことをよく話してくれますよ。

☆今週の土曜日のクラスですが、一つお願いです。
先にも書きましたが、今回初めて野菜スープをみんなで作ってみようと思います。それで、お家にあるお野菜をひとつ今度のクラスに持って来てもらえますか。玉ねぎ、人参、ジャガイモ、キャベツ、ネギ、大根、ブロッコリー、、、何でもいいです。みんなで持ち寄った野菜でスープを作ってみますね。

☆土曜日は雨や雪の予報は今のところありませんが、寒くなりましたので、お外に出たとき寒くないようにコート、帽子、手袋(できればミトンの形の方が子どもが自分ではめやすい)等を忘れないでくださいね。

長文を読んでいただき、ありがとうございました。では、12月1日にお会いしましょうね。

アマーあづさ

2012年11月25日日曜日

2012年11月17日小学校低学年クラス

皆様、ハリケーンサンディーの影響で隔週のクラスが1回抜けてしまい、1ヶ月も子供たちと会っていなかったなんて。。。でも、今日会ったらそんなに時間が経っていたことも忘れるくらいきちんと宿題もできていて、覚えるべき歌や詩もしっかりそらで言えたので、心配も吹っ飛んでしまいました。しかし、来年からは毎週くらいのペースで子供たちに会いたいなーとも思いました。

さて、本日はかなり間が空きましたが、『聞き耳ずきん』のお話を回想しました。いつもの通り細かいところまでよく覚えている子と、ちょっと忘れてしまっている子がいるので、出来るだけ何度もお話を読んであげて、時には本を見ずに一緒にお話を思い出してみると一緒に覚えられますね。新しい言葉もどんどんお話を読む際に説明してあげて、またそれを使うように心がけると言葉が豊かになりますね。いつものように、お話の絵と要約文を書きました。 

言葉の階段
今週は「す」と「ん」の言葉を集めてもらいました。 たくさんの言葉をみんなで発表しました。その言葉がいくつの拍子からなるのかを拍手をして確かめます。例えば、「すいか」は3回拍手するので3文字となります。日本語は叩いた数だけ文字を書けばいいので、シンプルですね。(もちろん例外もありますが。。。)

 フォルメン線描
フォルメンとは文字を導入する際、図形の中にパターンを見出しそれらをフリーハンドで描く練習をすることです。高い集中力と線をバランスよく描くためのコーディネーションを養うと同時に、目分量で 精巧に描くことを訓練します。これらの訓練はいずれ心や体のバランスにも影響します。 今日は『聞き耳ずきん』から切り株を書いたので、木の年輪のようなフォルメンでした。ノートの真ん中に線を縦に引き、その真ん中から半分に切った年輪を書き、それがノートいっぱいまで広がる曲線を書きました。どの子のフォルメンにもたくさんの年輪が見られました。

日記の発表
書いてきた日記を一日だけみんなの前で発表してもらっています。みんな照れくさそうに、でも一生懸命発表してくれました。

漢字ビンゴ9
宿題に出していました、漢字を9マスの中に書き入れ、カードを見せてその漢字を読み、丸をつけ、それが3つ並ぶと、「ビンゴ!」です。単純ですが、とても盛り上がり、実際はまだ読めなくてもその漢字をビジュアルに見て、自分の書いたものからそれを見つける作業は視覚から覚えるいいトレーニングです。楽しみながら、少しずつ読めるように、書けるようになるといいですね。今度はビンゴ16マスに挑戦します!

ひらがなカルタ
漢字と同様にひらがなカルタ取りをしました。絵でそのカルタを取る子もいますが、取ったらそらでその文字を書いてみるとか、尻文字で書いてみるとか、徐々にそれが書くという動機付けになるといいですね。是非、家でも作ったカルタで遊びましょう。(宿題はた行とな行です。)

新出漢字
「耳」「目」「口」「毛」を練習しました。成り立ちや読み方などは家で仕上げてきましょう。また、プリントにそれらの漢字を練習するページとその漢字を使って言葉を探す宿題が出ています。

『こびとのくつや』のお話をしました。いつも読み聞かせではなく、お話をします。話しやすい言葉で無理のないレベルでお話をします。お話をしていると子供の集中力が本を読むのとは違います。また目を見て話してあげることが出来るので、理解しているかいないかが即座にわかり、お互いに満足感を得ることが出来ます。もし可能なら、お母様も是非何度もお話を読まれて、一度読み聞かせではなくお話をしてあげてみてください。みんなの受け止め方が一段と深いような気がします。お話の間、赤いビーズワックスで小人の靴を作ったりもしました。それは来週に仕上げて持ってきてください。

専科1:ハンドワーク(手仕事)
今週からいよいよ本格的にプロジェクトが始まりました。いろいろ迷ったのですが、指編みを覚えたのでかぎ針編みから始めることにしました。まずは黄色く染めた太い毛糸で8目をつくり、それから上にどんどん積み重ねていくことをしています。それをアパートメントといってかぎ針の小人が1階に8個のアパートにひとつひとつお邪魔するような、そんな場面設定でした。宿題で持って帰ってもらいましたので、そのアパートが四角くなるまで積み上げて下さい。さて、一体何になるかはお楽しみなので、お子様には言わないで下さいね。

専科2:ユーリズミー
20分だけの時間ですが、シュタイナー教育にとってとても重要な位置を占める教科の一つです。まだ2回目とあって、子供たちは一体これがどのようなものなのか確かめるような感じでクラスを受けているのかもしれません。 12月15日の終業式では、ユーリズミーの孝恵先生とともに今まで習ってきたことをご紹介する時間もとっていますので、是非ご覧ください。またその際に孝恵先生ともお話しになると、ユーリズミーをより理解するきっかけにもなるかと思います。

子供たちは、みんな一緒に仲良く、またよく遊びます。低学年の子供たちは唯一大きいお兄ちゃんたちと遊べるお昼休みの時間が大好きなようです。この日は暖かく、みんなでお外でお昼をいただきました。

三好千佳子

2012年11月1日木曜日

ハリケーンによる休校のお知らせ

ハリケーンサンディーは予想外の被害をもたらし、The Brooklyn Waldorf Schoolも1週間お休みという異例の事態になりました。皆様がご無事でいらっしゃることをお祈りしています。

地下鉄もまだ完全に復旧しておらず、遠方から来られる方々の都合を考慮して、11月3日の日本語クラスはお休みとします。皆様、残りの週末をどうぞゆっくりお過ごしください。

*お休みになった11月3日のクラスの振替日は1月19日に決まりました。

2012年10月28日日曜日

2012年10月21日幼稚園クラス

ハリケーンが近づいていますが、皆様におかれましては大丈夫でしょうか。皆様に何も被害がなく、電気も消えることなく、この災害が乗り越えられますようお祈りしています。

先週は日曜日でしたが、4回目のクラスを無事に迎えることができました。

小学校クラスの千佳子先生のご協力をいただき、草木染めをやってみました。まず、お家から持って来てもらった玉ねぎの皮をバスケットに集めました。それぞれのガラスのジャーにも名前を書きました。学校の前に咲いていたマリーゴールドを千佳子先生といっしょにKちゃんが摘んで来てくれました。

千佳子先生の指導のもと、自分のジャーに染める羊毛の白い太めのひもを入れました。次に太陽のようにきれいな色のマリーゴールドの花の部分を2–3つ入れました。そこへ玉ねぎの皮も一握り入れて、熱いお湯を一番上まで入れました。これで出来上がりです。あとはお日様に当てて、お日様の光に助けてもらいながら、羊毛を玉ねぎとお花の色に染めていきます。どんな色になるかあとのお楽しみです。子供たちはみんな面白そうに参加し、出来上がったジャーをお日様の光に透かしてみたりして、楽しんでいました。


この日のおやつはパンでしたので、草木染めの後はパン屋さんになって、パン作りをしました。2回目でしたから、覚えているお友達はすぐやってきて、自分からエプロンをつけたり、手を洗ったりして準備してくれました。私の周りに集まれば、大きなパンの生地をこねるのを手伝うことができると覚えているお友達はすぐ周りにやってきて、「やってもいい?」と聞いてくれました。歌を歌いながら、パンの生地をこねていき、いくつもパンを作りました。

これらのアクティビティの前後は、それぞれが好きなことをして遊ぶ自由遊びを楽しんでいます。お教室にも慣れ、中にある自然素材のおもちゃも何があるか覚えて、どう遊んだらいいか、おもしろいか、それぞれ工夫していろんな〜ごっこが始まっています。

サークルタイムでは、引き続き秋のお歌を入れたサークルをしています。少しづつお歌も増やしています。この日は「大きな栗の木の下で」をしましたので、お家でもやってみてください。

サークルでよく体を使った後は、ちょっとお休みの時間です。カーペットの上に寝てもらい、しばらく静かな時間(10分くらい)を持ちます。この間にひとりずつトイレにも行ってもらい、次がおやつなので、手もよく洗ってもらいます。お手洗いに関しては、途中で「トイレに行きたい」と知らせてくれる子もいますし、何も言わない子もいますが、全員この時間にお手洗いに行かせるようにしています。この静かな時間は、呼吸でいうと吸っている時間で、いつも息を吐いてばかりでは疲れてしまうように、静の時間を持つことで子どもたちも落ち着いて次のことに進めます。

その頃までにはパンが焼き上がっていますので、お待ちかねのおやつの時間です。自然の恵みに感謝するお歌を歌って、いただきます。2人の子にパンのお運び役になってもらい、私が半分に切ってはちみつを少し塗ったパンをひとりずつに運んでもらいます。自分のところに運ばれるまで、みんなお行儀よく待っています。子どもが「ほしい」と言ったらすぐ何でもあげてしまいがちですが、自分の番が来るまで静かに待つことや、食事のテーブルでみんなに配膳されるまで待つことができるというのは、身につけておくべき大切なことのひとつだと思っていますので、こんな形を取っています。前回はバターとはちみつを塗ったのですが、今回ははちみつだけにしてみました。それでもみんなよく食べてくれて、おかわりのお友達がたくさんいました。

おやつの後は人形劇をしています。前回まではお月様のお話でしたが、この日は日本の昔話の一つで松の木と木こりのおじいさんのお話をしました。シュタイナー教育では、本の読み聞かせよりも子どもの想像が膨らむ素話を勧めています。そのうち素話もしてみようかなと思っていますが、慣れるまで何か目で見える方がお話が追いやすいかと思い、人形劇にしています。お家では素話もいいですし、きれいな絵本を読んであげることも日本語のためにとてもいいと思いますので、是非読み聞かせをしてあげて下さい。

最後はお外遊びです。行く前に着替えをして自分の荷物をまとめます。必要であれば、ゆうこ先生がてきぱきとお手伝いしてくれますが、なるべく自分でできるようにお家でも着替えの練習をしてあげて下さい。これから寒くなりますので,上に重ねて着ていくものが多くなりますね。着替えは指を良く使いますし、指先の運動は脳に良い刺激を与えますので、体の発達のために毎日できるいい運動なのです。それと、自分のものにはできるだけ名前を書いておいていただけますか。同じようなセーターがあったりして、子供たちも自分のものかどうか間違えてしまいますので。

こんな感じで幼稚園は過ごしています。どんなことをしているのかなと思っている保護者の方もいらっしゃるでしょうから、ご参考になればと思います。何でも話してくれる子もいるでしょうし、「楽しかった」の一言で終わる子もいるでしょうから。私の息子も6年生ですが、今だに「よかったよ」の一言で何事も済ませています。。。

さて次回、11月3日ですが、ランタン作りをしようかと予定しています。材料はこちらで用意しますが、手で提げるようにしたいと思いますので、何か20センチくらいの小枝があれば、拾って来てください。どんなものでもいいですが、小さいガラスのジャーを吊るしますので、あまり細いものでなく、ある程度太いもの(直径1.5–2センチくらい)でお願いできますか。私も何本か持って行きますので,ない場合はそれでも大丈夫です。たまには親子で小枝探しも楽しいかと思いますし、子供が自分で見つけたものを使うのが楽しいかと思いましたので。それと小枝探しのついでに、もしどんぐりさん、またはどんぐりさんのキャップだけでもいいですから、落ちていたら拾ってお教室に持って来ていただけますか。後のクラフトに使えそうです。落ちているような場所が近くにあったら、楽しみながら集めてみて下さい。

長くなりましたが、読んで下さってありがとうございます。では、ハリケーンを無事に乗り越すことができますように。。。11月3日にお会いしましょう。

アマーあづさ

2012年10月20日小学校低学年クラス

メインレッスン:『キツネとオオカミ』のお話の回想
みんなよく内容を覚えてきてくれていて、細かい描写までしっかりとお話してくれました。最後、オオカミが死んでしまうのでちょっと残酷な場面を想像して悲しい気持ちにもなったりと複雑な表情をしていました。ただ、この単純明快なストーリーはなぜか子どもたちにはしっくりときているような気がしました。「オオカミと手が切れたキツネは、、、」という表現の意味を説明してくれたEくんがその言葉を理解していることをとても誇らしげに思っている様子がとても微笑ましく、印象的でした。

今週からはメインレッスンのノートに短いサマリーを書き始めます。真っ白い紙に自分で目分量で線を引き、1行に何文字を入れて書くのか、また1行目は1文字下がることなどを指導をしました。マスがあるものに書くのと真っ白い紙に書くのとでは難しさに格段の差があります。フリーハンドで美しく等分に線を引くことができ、その中に文を書いていくことができるようになるための練習をここではしています。定規やマス目に頼らず書く直線、曲線の練習はいずれ幾何学的な模様を描くための導入にもなります。

専科1:手仕事(草木染めと手編みもの)
前回マリーゴールドを学校の前で摘み、タマネギの皮と乾燥したセイタカアワダチソウを持参してもらった瓶に入れて熱いお湯を注ぎ、フリースを1週間ほどその瓶につけておきました。毛糸を指で鎖編みにし、かわいい色に染められたフリースをつけて"かんむり"を作りました。初めて指を使った鎖編みを体験した子もいましたが、みんなすぐにやり方を覚え、黙々と最後まで仕上げていました。最後にお花のようなフリースをつけるときも楽しく、もっとやりたいという声が聞けてうれしかったです。次回からは本格的に編み針をつかった手編みを始めたいと思っています。何を作るかは内緒です〜。

専科2:ユーリズミー
今月からユーリズミーが始まりました。初めてのクラスで戸惑いもあったかと思いますが、みんな楽しくクラスを体験できたように思います。今週も続けてユーリズミーを行います。このクラスに関しては今週のクラスを終えてから孝恵先生から直接コメントをいただきますのでお待ちください。

専科3:水彩画
"秋のムード"をぬらし絵で表現しました。それぞれ自分の感じる秋を表現できたと思います。じっと同じ色を丁寧に描く子や、次々と新しい色を重ねたくて待っていられない子、それぞれの個性が垣間見られるようなひとときでした。暖かい色がぬれた画用紙の上で混ざり合うのを不思議そうに眺めながら描いている様子が伺えました。

それでは、宿題です。

ことば
1. さ行、た行、な行のカルタを作ってくる(既に出た文字は省く。)。表に、指定した色の文字、裏には右上に同じ色の文字とその文字から始まる言葉、その絵を描く。
2. メインレッスンブック(黄色)の『キツネとオオカミ』の絵、サマリーを仕上げる。
3. 漢字のブック(青)にお渡しした漢字の成り立ちのプリントを参照して、仕上げる。色は自由だが、丁寧に成り立ちと漢字、読み方を書くこと。
4. 『ずきん』の「す」と「ん」のつく言葉を集める(2語から5−6語までの言葉)。言葉は「ず」で始まりますが、「す」でお願いします。
5. お渡ししたプリント、一日から二十日までの 漢字の練習。
6. 『ききみみずきん』のお話の読み聞かせ(1週間で最低3回以上読んで下さい。)

かず
1. 1から100まで昇順と降順で数える。
2. 10の成り立ちの数々を考える。(例:10 = 5 + 5 / 3 + 7 /  2 + 2 + 2 + 2 + 2 など)
3. ひとつから十(とお)までを数える。一日から十日までを数える。
4. お渡しした算数各プリント

その他

1. ビーズワックスで鳥を作る。
2. 絵日記(字は自由に書く。言葉でも、文でも)
3. 子ギツネこんこんのペアの手遊び、もみじのうたの練習、おちばの詩の暗唱

 *まだまだ自分で日本語の本を手に取って読むことは難しい段階ですが、短いお話でもいいので、時間を見つけて本を読み聞かせてあげて下さい。また同じ話を何度も読んであげると、子供の心に深く刻み込まれて心の中に息づいていくので、どうぞ何度でも覚えてしまうほど読んであげて下さい。この時期はグリム童話、イソップ童話、日本の昔話などをお勧めします。その子の成長に合わせてぴったりくるお話の内容を選んでいただくとよりよいのではないかと思います。

【11月3日の予定】
*11月16日の夜にはフォートグリーンパークにてBWS全体のイベント「ランターンウォーク」が開催されます。それに伴って本科のクラスでは、子供たちは自分のランターンを作ります。そのランターンに灯をともしてパークを歩き、秋が深まり、いよいよ冬がやってくるこの季節を祝います。このイベントには日本語学校の皆様も自由に参加できます。

 今週の専科では、私たちもランターンを作りたいと思います。

持ち物
口の広いこだわりの瓶:前回草木染めのときにお持ちいただいた瓶でもいいですが、 中くらいのサイズのもの(例:ピーナツバターやジャムの瓶)でも構いません。瓶に貼られているシールは取って下さい。
木の枝:長さ30センチくらい、直径1-1.5センチくらいの枝を1本。

*先日持って来ていただいた葉っぱでしおりを作ろうと思っています。(来週以降になるかと思います。)もっときれいな葉っぱを拾ったら本に挟んで大事に取っておきましょう。自分の1番気に入った葉っぱで作ることにしましょう。

*落ち葉でトレースした作業は家でも是非試してみてください。ブロッククレヨンはとても楽にトレースができます。この世で自分だけしか持っていない特別な本、カード、便せんなどが作れるかもしれませんね。

三好千佳子

2012年10月18日木曜日

2012年10月6日小学校低学年クラス

【授業内容】
カルタを作り始めました。表にひらがな文字を、裏にその文字を使った言葉と絵を描き入れます。習った言葉から徐々に作っていきますので、お正月にはみんなの持っている手作りカルタでカルタ取りが出来るといいですね。(絵には出来るだけ色をつけましょう。丁寧に一つ一つ仕上げましょう。)

言葉の階段では、みんなたくさんの言葉を集めて持ってきてくれるので、いつも書き切れないほどの言葉が黒板に並びます。1文字から5文字まで集めています。いろんな文字数の言葉を拾ってきて下さい。

曜日の漢字を学習しました。日本のカレンダーなどを見て曜日を復習して下さい。またどの漢字も自然と関係があるものばかりでその成り立ちがとてもわかりやすいので、みんなすぐに覚えることでしょう。ただ、書き順に関してはよく見て正しく書けているか指導してあげて下さい。

メインレッスンでは、『3枚の鳥の羽』を回想しました。みんなに作ってきてもらった羽の形のビーズワックスをキャンドルの机に飾りました。2週間前に聞いた話を回想するのは決して容易なことではないはずです。お話の元になった本を配ってそれを読み聞かせてもらっていると、本の通りに細かい描写まで覚えてくる子もいるので、保護者の方の自宅での熱心なサポートを感じます。今、低学年の間は聞き取る、話す段階の日本語を中心に指導していく予定です。語彙を増やすことにも意識を高めて普段使う日常の言葉以外にこのようにお話を読み聞かせ、どんどん新しい言葉を使っていくこと、また子供たちにもそれを使ってもらえるような環境を設定することも大切かと思います。

確かに読み書きは大切なスキルです。しかしいざ読む、書く段階になって語彙が少ないと、読んでいても意味が理解できず、書くことにしても、自分の言いたいことを表現することなどままならないのではないかと思います。もちろん年齢と別に、それぞれ精神的な成長レベルにも違いがあるのでそれぞれに出来ること、出来ないことがあって当然です。ただ大切なことは(ある程度は)楽しんでやっているかということ。日本語を学習する気力を失ってしまっては元も子もありませんからね。

専科では体育と折り紙をしました。体育はみんなの大好きな時間で、一緒に遊べる鬼ごっこなどを中心に、競争で勝ち負けをつけなくてもみんなが楽しめて、一緒に協力して遊べるようなものを取り入れています。

折り紙では、今みんなで練習している『もみじ』のうたにちなんでもみじをおりました。折り紙が上手な子はどんどん自分の知っているものを追って楽しんでいました。

 【宿題】
ことば
1. か行とは行のカルタを作ってくる。(「か」「は」「ひ」以外)表に指定した色の文字、裏には右上に同じ色の文字とその言葉から始まる絵を描く。
2. メインレッスンブック(黄色)の『3枚の鳥の羽』の絵を仕上げてくる。
3. 漢字の成り立ちのプリントを参照して、漢字のブックを仕上げてくる。
4. 「き」「つ」「ね」ではじまる言葉を集めてくる。
5. プリント、漢字の穴埋め、一週間の漢字の練習。
6. 『おおかみときつね』のお話の読み聞かせ

かず
1. 1から100まで昇順と降順で数える。
2. 10, 20, 30 . . . と100まで数える。
3. ひとつから十(とお)まで数える。
4. 100マスを完成。

その他
1. ビーズワックス:羽のある動物または虫を形作ってくる。
2. 落ち葉を集める。(もみじがあれば持ってきて下さい。それ以外、どんな葉っぱでも構いません。10枚くらい。)

【10月20日の予定】
*9時始まりを実践したいと思います。8時45分から学校に入ることができます。
*今週は高学年が建築の実習に入るにあたって、地鎮祭を行います。それを少し見学する予定です。
*ユーリズミーのクラスが始まります。
*初めての水彩画をする予定です。
*草木染めをした毛糸で鎖編みをします。

三好千佳子

2012年10月17日水曜日

2012年10月6日幼稚園クラス

随分朝晩は冷え込むようになりましたが、いかがお過ごしですか。私の住んでいるまわりでは、紅葉がこの1週間ですっかり深まり、子どもたちと秋の葉っぱの王冠などをいくつも作りました。

さて、先週のお教室では、3回目ということもあり、子供たちもだいぶ慣れてきた様子でした。クラフトでは、羊毛のフェルティングをしました。初めての子も多かったですし、もうやったことがある子もいたかと思いますが、最初でしたので、小さな丸いボールのようなものを作りました。羊毛をある程度手に取って丸めます。そして、ぬるま湯の中に洗剤を混ぜて泡立てたものの中にちょっとつけて、あとはその泡をつけながら手の中で何回も「クルクル」「コロコロ」等と歌いながら、堅くなるまで丸めていきます。結構その過程が長いので、最初はおもしろいのですが、途中で「もうできた?」と言う声が何回も聞こえてくるお友達もいました。年齢にもよりますが、飽きたらすぐやめるのではなく、何かひとつのことを少し時間をかけてやってみるのもたまにはいいことかと思います。これが、今度のお教室までに何になっているかお楽しみです。

おやつはご飯でした。その上にかけるふりかけをみんなで作りました。ごまをみんなですり鉢で根気よくすりました。塩を混ぜて、ごま塩の出来上がりです。のりをみんなで細かく、小さくちぎりました。私が「もうちょっと小さく」と注文するので、みんな一生懸命小さくちぎってくれました。小さくちぎるのも結構根気のいる作業です。お教室の前の日に、平日の幼稚園で人参の収穫をして、人参の葉っぱがたくさんあったので、私が人参の葉っぱのふりかけを作っていきました。この3つをご飯に好みでかけておいしくいただきました。人参の葉っぱはみんな食べるかしらと思ったのですが、みんなたくさん食べてくれました。

それと、Nくんのお母さんが麦を煎って作ってくれた特別手作り麦茶をみんなでおいしくいただきました。黄金色で麦の香ばしい味がして、とてもおいしかったです。Nくんのお母さん、ありがとうございました。まだありますので、今度のお教室にも使わせていただきますね。

サークルタイムでは、秋の歌をいろいろ歌いました。虫の声、松ぼっくり、どんぐりころころ等は皆さんも知っていらっしゃるでしょうから、お家でも歌ってみて下さい。りんご狩りにもサークルの中で行きました。


今度のお教室は土曜日ではなく、21日日曜日です。今度のお教室では、草木染めをしてみたいと思っています。それでお願いですが、空いたガラスのジャー(ふたつき)をひとつ持って来ていただけますか。パスタソースがよく入っているようなものですが、あれはちょっと大きいので、高さ10センチくらいの物があればちょうどいいです。ラベルがついていると中の色がきれいにみえないので、できれば全部はがしてもってきていただけると有り難いです。それと、タマネギがお家にある方は、タマネギの皮をむいて皮の部分を持ってきていただけますか。私の方でも用意しますが、お子さんが自分で持ってくるのも楽しいと思います。もしお休みのお子さんがいても、そのお子さんの分もみんなで作っておきますね。

では、21日、楽しみにしています。

アマーあづさ

2012年10月5日金曜日

2012年9月29日小学校低学年クラス

朝の始まるのがゆっくりなのか、メインレッスンを始める時間がだいぶずれ込むのはこれからの課題です。もしかして9時に登校としていただくことに変更するかもしれません。。。早く来ていただくのは構わないのですが、遅れるとその日の授業内容に響くのと、少人数なので出来るだけみんな揃って始めさせていただけたらと願っています。土曜日の朝は早く起きるのがつらいと思いますが、そのために金曜日は早く寝るように心がけましょう。

 メインレッスン:『星の銀貨』の回想
みんなよく詳細にわたって覚えてきていました。絵を描いた隣には、「光」という文字を書いてみました。スーッと星の光が自分に降り注ぎ、斜め横からも降り注ぎ、それらが集まって、静かに地上(私)に舞い降りてゆったりと広がっていく(暖まって、満たされて)、そんな想像を膨らませて何度も空で書いたりした後、ノートに最後に書きました。

言葉の階段
「ひ」「か」「り」という文字で始まる言葉を集めてもらいました。みんなたくさん集めてきてくれたので、答えるのに手がよく上がりました。

カルタ作り
「か」の文字を書いてカルタを作ってみました。

新しいお話:『3枚の鳥の羽』
 少し今日は急ぎでしたが、新しいお話をして、絵も描きました。

2週間に1回ということで、まだどのようなサイクルで授業をしようかとちょっと試行錯誤中ですみません。でも、来週からはリズムをくんで出来そうです。今週はたくさんのことをしすぎて、子供たちを急かしてしまったかもしれません。。。反省。

フォルメン線描
「はね」の「ね」の右下の部分と、「は」の右下の部分は形が似ています。その部分をフォルメンとして何度も練習しました。意味のない形を繰り返し描くことは子供たちにとって単純でも面白いらしく、みんなかなり集中してこの作業をします。指定した色もきちんと使い分けています。またこれらのフォルメンを描くのに、ブロッククレヨンで幅の広いラインを描きその上にはみ出さないように描くことはかなりの集中力を要すると思います。

専科1:手仕事
 草木染めを高学年と一緒に初めてしました。学校を出たところに咲いているマリーゴールドをみんなで摘んで、それらとタマネギの皮、セイタカワダチソウなどを瓶に入れ、熱いお湯と用意していた毛糸をそれぞれ入れました。瓶に入れて1週間も経つときれいな自然の恵みの色が出ていることでしょう。次回にはその毛糸で何かすてきなものを作りましょう。都会に住んでいると、意識をしないと自然と向き合って生活することを忘れがちになりますが。。。近くにある自然からいただいた恵みでこんなに素朴に遊ぶことが出来るってすてきですよね。何かを作成するにしても、今すぐ出来るものもいいですが、少し待ったらいったいどんな変化や発見があるのかしら?と1−2週間空想にふけるのも楽しいひとときかと思います。ゆっくり時間をかけることによって、より豊かな気持ちにさせてもらえたりするのかもしれません。

 【宿題】
*白のビーズワックスで羽を作ってみる。
*『3枚の鳥の羽』の読み聞かせ
*メインレッスンブックの絵を仕上げる。
*漢字「火」「土」「日」「金」
*「は」「ね」の言葉集め
*カルタ作り「は」「ね」
*算数プリント
*『もみじ』『こぎつねコンコン』の歌、詩の朗読の練習

三好千佳子

2012年10月4日木曜日

2012年9月29日幼稚園クラス

益々秋も深まってきましたね。家の地下にこおろぎが入り込んだようで、どこにいるかわからないのですが、洗濯をしに地下へ行くと、外のこおろぎと張り合うようにぎりぎり家の中で鳴いています。1匹なのにとても声が響いて、地下に行く度に微笑んでしまいます。

先週の土曜日は、日本語幼稚園2回目でした。新しいお友達も迎え、賑やかなクラスとなりました。また皆さん、私がメールでお願いしたレインギアを出来るだけ持ってきていただいたようでした。おかげさまで、外遊びの時は雨がほとんど降っていませんでしたので、レインコート位は使いましたが、他は使いませんでした。用意していただき、ありがとうございました。

今回のおやつは、パンでした。パン生地から練り上げて、みんなで丸めたり、へびのように長くして、くるくる巻いてロールパンのようにしたり(かたつむりさんと呼びました)、楽しくパン作りができました。私は教室のオーブンを使うのが初めてだったので、ちょっと緊張しましたが、何とかできあがり、子供たちは2つ3つといくつも「おいしい」と言いながら食べてくれました。パンにははちみつバターというの(はちみつとバターを混ぜたもの)を作って、それをつけました。たくさん作って、小学生のお兄さん、お姉さんたちにも後で分けてあげました。作っているときに「たくさん作って、お兄さんやお姉さんにもあげようね」と言ったら「ママにも作ってあげる」という優しい声も返ってきました。自分のためだけではなく、他の人のためにも何かしてあげて、喜んでもらい、自分も嬉しい、満足という気持ちを味わってもらいたいと思っています。

サークルでは、秋のお歌を体も使いながら、いろいろ歌いました。9月29日は仲秋の名月だったのですが、皆さんお月様をご覧になりましたか。お月様の日だったので、お月様のお話の人形劇(パペットショー)もおやつの後に行いました。

中遊びでは、2回目のお友達は、もうすっかりお教室に慣れたようで、あるものをいろいろ使いながら、いろんなものを作りながら遊んでいました。初めてのお友達は、どこに何があるか部屋の中をぐるぐる探索しながら、好きなものを見つけては遊んでいました。次はみんな1度または2度遊んだお教室になるので、どんな風に遊ぶか楽しみです。

お外では、体育館でブラジルのカプエラ?大会が行われていて、とても音が大きかったので、その前を通ったとき、子どもたちはちょっとびっくりした様子でしたが、外で遊び出したらそんなことも気にせず、自分たちの遊びの中にすっと入っていきました。

では、今週の土曜日もどうぞよろしくお願いします。

アマーあづさ

2012年9月20日木曜日

2012年9月15日小学校低学年クラス初日

初めまして、本当にこの日が来たのですね、という感じでした。どんな初日にしようかなって思っていましたが、小学校、幼稚園合同でやったお月見の会では、子供たちみんな一緒に楽しそうにお団子を作ったり、お兄ちゃんたちは小さい子の面倒を見てくれたりと、年齢を超えて初日でもすぐにお友達になって、楽しいひとときをみんなが過ごしたような気がします。

本当にうれしい一日でした。もちろん、学校を始められたことも大きいことです。もっとうれしかったのは、一緒に働いてくれる先生仲間がそれはそれは気持ちよく、大変だなんて顔もせず、楽しそうに働いて下さったことで、その姿を見て感銘を受けました。 皆さん快くお団子を作って来て下さり、片付けまでお手伝いただきました、ユーリズミーの孝恵先生、いきなりお願いしたお仕事でも快くお手伝い下さったことに心から感謝します。そう、この気持ちとこの心意気をいつまでも大切に、よりよいつながりを保ちながら、いっそうチームワークを高めていける、そんな「仲間」が広がったらいいなと思った一日でした。本当にすてきな、一生涯忘れられないような一日になりました。ありがとうございました。

【授業内容】
本日は、上記の通り幼稚園クラスと合同でお月見の会を行い、みんなが自己紹介をする時間もあったので、通常のメインレッスン以外は体育を残りの時間でしました。みんなお団子を食べ過ぎて、持ってきたランチを食べる子は誰もいないくらいでした。体育でも走ったりするのにお腹が重たそうでした。

お話『星の銀貨』
心温まるある女の子のお話で、最後に瞬く星を自分のスカートにいっぱい集めて、一生お金に困らないで過ごしましたというハッピーエンディングで終わります。その女の子の星がたくさん降り注ぐ瞬間をイメージしたとき、子供たちに「光」という漢字を伝えたいと思いました。シュタイナーの一年生では、もちろんひらがなを学習しますが、漢字も最初から導入するという指導をしています。「光」という漢字は漢字を習ったというだけにとどまらない、なんというかその特別な「光」に導かれ、自らのこれから始まる長い旅がなんだか楽しそうで、新しいことに出会えそうで、ワクワクするような希望に満ちあふれた気持ちにもなってもらえたらいいなと思います。みんな初めてお話を聞くわけではないとは思いますが、お話のろうそくがついた瞬間からお話に聞き入って、最後までお話を邪魔するような子は一人もいませんでした。それはお月見でも一緒でした。小さな子も小学生のお兄ちゃんも、みんながそれぞれの解釈レベルで同じお話を楽しむことが出来るなんて、と一人で興奮してしまいました。

 お話の後は絵を描いて、初めてブロッククレヨンとスティッククレヨンに触れました。みんな不思議な顔をしながらこれらのクレヨンを眺めては描いて、描いては眺めてという感じでした。変わったブロック型のクレヨンは幅が広いので、景色を塗ることが素早く出来ます。またそれぞれの色が重なってもきれいな新しい色を醸し出したりするのを発見したときは、とてもうれしそうな顔を見ることが出来ました。これからもこれらのクレヨンにはいろいろな発見をさせられることでしょう。このクレヨンで、ご家庭でもたくさん絵や字を書いて下さい。

フォームドローイング(フォルメン線描)
ひらがな導入のために、今はひらがなで必要な形を図形にして何度も練習しています。いつかノートをご覧ください。

【宿題】
1. 「ひ」で始まる言葉集め。
2. ビーズワックスで星の形を作る。
3. ひとつ、ふたつ、、、の数え方をおぼえよう。

*次回の授業までに何か(例:おはじき、ドングリ)100個集めて、持ってきて下さい。

三好千佳子

2012年9月15日土曜日

2012年9月15日幼稚園クラス初日

今日はお天気にも恵まれ、とても楽しい初日を迎えることができました。保護者の皆様の温かいサポートと当校へのご理解のもとに許されたことだと思っています。ありがとうございました。

子供たちはお教室に入ってすぐに環境にも慣れた様子で、さっと教室内での自由遊びに入って行きました。お絵描きも用意したのですが、誰も絵を描く子は今日はいなくて、みんな遊びに夢中でした。早速お教室の中のいろいろな物を使って、家、キッチン、鉄道等好きなものを作って〜ごっこをしているのには感心しました。その後のお月見の会のための準備で、子どもたちがススキやお花を生けるのを手伝ってくれたりもしました。

小学校も入学式ということで、今日は仲秋の名月にちなんで「お月見の会」を合同でしました。小学校のお兄さんやお姉さんたちに幼稚園のお教室まで遊びに来てもらったのも、当校ならではの活動で、小さな子供たちも楽しんでいたようです。

先生や小学生の紹介に続いて、幼稚園生の紹介もしました。自分でお名前を言えた子もいましたし、恥ずかしくて年だけ言った子もいました。でも、小学生のみんなは熱心に聞いてくれていました。そして、仲秋の名月の説明に続き、「うさぎうさぎ、何見てはねる〜」の歌に合わせて、ユリズミー(ドイツ語的にはオイリュトミー)という体で言葉を表現する素敵な動き(シュタイナーでは科目のひとつでもあります)を孝恵先生という方に来ていただき、特別に見せていただきました。幼稚園児もその美しさに見とれていたようでした。これは、幼稚園のスケジュールにも定期的に取り入れて行く予定です。

その後、実際にお団子作りをしました!全体を2つのグループに分けましたので、小学生と一緒のグループに入ってみんな手を粉だらけにしてお団子を作っていました。それをゆでて、出来上がったものをきれいにお皿に並べて、お月様へのお供えも作ってみんなで「いただきます」をしておいしくいただきました。「おいしい、おいしい」「今まで食べたものの中で1番おいしい」等の声が飛び交う中、幼稚園児も小学生に負けないくらい「おかりください」と言って、たくさん食べてくれました。


 お月様にちなんだお話も千佳子先生がしてくださり、それもじっと聞いていました。

こんな感じで小さい子供たちにとっては、ちょっと盛りだくさんの一日でしたが、みんなよく参加してくれていました。最後はお外で元気よく遊びましたので、今日はきっと疲れた1日だったのではないかなと想像します。次回からは、幼稚園の普通のリズムにもどりますので、もう少しゆったりとした時間の流れで進めたいと思っています。

今日は「うさぎうさぎ、何見てはねる〜」の他に「ずいずいずっころばし」「かごめかごめ」などの童歌でも遊びました。子供は歌が大好きですし、すぐ歌を覚えます。お家でもいっぱい日本語の歌を歌ってあげてください。テープやCDよりもお母さん、お父さんの歌声が一番です。同じ歌でもいいので、一緒に歌ってあげることをお勧めします。

私もゆうこ先生もとても楽しい時間を過ごすことができましたことを感謝しています。

アマーあづさ

2012年9月10日月曜日

小学校高学年(3−6年生)クラスのご案内

小学校3年生から6年生をひとクラスとし、9月15日よりいよいよ授業が始まります。学年の差が顕著なクラスとなりますが、小グループでの学びの場を通し、日本語を使う楽しさを感じられる体験を積み重ねることができるカリキュラムとなるよう取り組んでいきたいと思っています。

特に高学年の子供たちは、現地校の勉強や課外活動との両立が難しくなってくる年齢に差し掛かっているかと思います。子供たちにとって日頃2つや3つ以上の言語環境で学ぶことは、時にストレスを感じることもあるかもしれません。しかしながら、日本語を用いて日本文化や社会を学ぶことは、海外で生活する子供たちにとって自分自身のアイデンティティを確立することにつながり、またこのような学びの場で、お友達と共に過ごす時間を持てることは、とても大切なことではないかと思っています。

もちろん言語教育の面においては、1ヶ月に2度のクラスだけでは不十分ですが、保護者の皆様のご協力のもと、子供たちの日本語教育のお役に立つことができるように、ご自宅で行っていただきたい宿題の要点のご紹介や、個人に合わせたアドバイスをさせていただき、子供たちにとって土曜日の日本語クラスが待ち遠しい場所となるよう、工夫をしていきたいと思っています。新規開校1年目のクラスということで、何かと至らない点もあるかと思いますが、日本語で楽しみながら学ぶ場所を築いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
小学校高学年担任

【2012-2013年度カリキュラム予定】

小学校全体で取り組む活動
剣玉、縄跳び、馬跳び、竹馬、掃除(ぞうきんがけ)、自問食事(話をせず静かに食べる時間)

エポック授業(メインレッスン)
[9–12月](8回ブロック)
家づくり
家について。茅葺きの紹介。実際に計画を立て、鳥小屋を制作予定。各自自分の住みたい家の模型を作り、それについて作文を書き、発表する。
・漢字/メートル法

[1−3月](6回ブロック)
日本の神話
神話をもとに日本人の気質、生き方、考え方について学ぶ
・漢字/日本の地名/カタカナの復習

[3−6月](6回ブロック)
農業体験、郷土料理
食、日本の風土について。実際にバケツ等で米づくりを体験する。麹料理の紹介。郷土料理をつくり、それについて作文を書き、発表する。
・漢字/天気

専科1&2
体育・習字・手仕事のクラスは小学校低学年・高学年合同授業
手仕事:毛糸を草木染め、あやとり紐づくり、編み物(かぎ針編み)、縫い物
体育:伝承遊び、竹馬作り、一輪車、ボールゲーム(全員で楽しめるもの)、大縄跳び(ダブルダッチ)
水彩画:聞いたお話の絵を描く
習字:書き初め
ユーリズミー(毎月1回予定):銅の棒を使ったシンプルな動きから毎回少し困難でチャレンジできる動きを紹介していきます。メインのテーマから覚えやすいフレーズを使った動きを体験します。

小学校低学年(1−2年生)クラスのご案内

いよいよ待ちに待ったシュタイナー日本語学校がブルックリンで開校されます。試行錯誤でここまで来ましたが、やっと子供たちをクラスに迎え入れ、授業を始められることに感無量です。またこれまでの経過で、何かと至らない点やご迷惑をお掛けしたことなどがあったかもしれませんが、温かい保護者の方々のご支援と忍耐のおかげでここまで来ることができました。教員、スタッフ一同、心より感謝しております。
小学校低学年担任:三好千佳子

【小学校低学年2012–2013年度カリキュラム予定】

小学校全体で取り組む活動
剣玉、縄跳び、馬跳び、竹馬、掃除(ぞうきんがけ)、自問食事(話をせず静かに食べる時間)

エポック授業(メインレッスン)
[9−12月](8回ブロック)
ことば:グリム童話(大体4−5話をクラスでお話する)、イソップ(短い話を加えていく)、すべてのひらがな、漢字の導入(形象文字を中心に)、短い文を書く、言葉集め

[1−2月](4回ブロック)
算数:四則計算の概要、九九の紹介
ことば:音読練習(短い本をみんなで一緒に読んでいく。題目未定)

[3−6月](8回ブロック)
ことば:日本の昔話(5−6話を予定)、イソップ、お話を聞いて話の内容を短い文にする作業

専科1&2
体育・習字・手仕事のクラスは小学校低学年・高学年合同授業
手仕事: 毛糸を草木染め、あやとり紐作り、編み物(かぎ針編み)、縫い物
体育: 伝承遊び、竹馬作り、一輪車、ボールゲーム(全員で楽しめるもの)、大縄跳び(ダブルダッチ)
水彩画:聞いたお話の絵を描く
習字:書き初め
ユーリズミー(毎月1回予定):銅の棒を使ったシンプルな動き、メインのテーマから覚えやすいフレーズを使った動き(特に母音の動きを体験)

幼稚園クラスのご案内

夏も終わり、ひらひらと木の葉が散るのを見ると、秋の小人さんたちが忙しくその準備をし始めている様子が浮かんできます。。。

シュタイナー教育では、幼児期は植物でいえば、植えた種が土の中で少しずつ、でも確実に力強く根を伸ばし、同時に少し頭を地上に出し、外の世界に初めて触れる大切な時期だといわれています。その根が栄養不足では、上に出た芽が大きく伸びていきません。健やかに成長して、やがて美しい花を咲かせるためには、見えない土の中での最初の成長がとても大事な時期となってきます。

子供たちは自然が大好きです。土を触って、木に登って、自然の中で夢中で遊んでいるうちに、自然から多くのことを学び、そのエネルギーを自分の中に取り入れ、日々成長しています。大人でも自然の中にいたらリフレッシュするのは、そのエネルギーをいただいているからではないでしょうか。そんな遊びを大切にしたいと思っています。

シュタイナー教育の全日制幼稚園では、どんな天気でも毎日外で遊びます。雨の日はレインコート、レインパンツ、レインブーツを履いて完全防備し、水たまりでぴちゃぴちゃ遊びます。雪の日は暖かいコート、スノーパンツ、スノーブーツを履いて、さらさら雪、牡丹雪、雪の結晶などいろいろな雪を肌で、自分の目で感じ取ります。日本語学校の子供たちにもこんな体験を味わってもらいたいなと思います。この幼稚園のためだけでなく、感覚が身体すべてのこの時期に豊かな感性を育てるためにも、雨や雪の場合の用意を考慮していただければと思います。

アメリカで育っても日本語も身につけさせたい、日本文化も継承していきたいといろいろ考えながら子育てをなさっていることと存じます。一歩出ればすべて英語の世界で、それは容易なことではありませんが、このクラスを通じて、そのための楽しい環境を子供たちに与えることができればと切に願っています。 日本の昔話、童歌など日本や日本語の美しさ、賢さ、ユニークさが詰まったものを日本の心を持った子供たちに一つ一つ伝えていきたいと思っています。

また子育てについての質問、相談があれば、皆様と共に智慧を出し合って、お互いにサポートしながらいい方向を見つけ、ともに学んでいければと希望しています。

幼稚園のリズム
室内での遊び、おやつ作り、サークルタイム(童歌等を入れて)、おやつ、お話(昔話など)、外遊びというようなリズムで行います。その間に室内では、お絵描き、にじみ絵、手仕事、羊毛や毛糸を使ってクラフトなど年齢に応じたアクティビティーも行います。

おやつ
基本的にパン作り、おむすび作りを交互にしようかと予定しています。その他季節の行事に合わせたおやつ作りも計画しています。15日は早速お月見のお団子作りを予定しています。

皆様とご縁があったことに心より感謝しています。これからどうぞよろしくお願い致します。

幼稚園担任:アマーあづさ

2012年9月2日日曜日

お問い合わせ先

The Brooklyn Waldorf School

11 Jefferson Avenue (at Claver Place)
Brooklyn, NY 11238
718-783-3270(英語のみの対応。三好にメッセージを残していただければ、折り返しお電話致します。)
japaneseschool@brooklynwaldorf.org(日本語対応)
http://www.brooklynwaldorf.org/programs/japanese-school 

2012−2013年度予定(幼稚園/小学校)

【年間授業スケジュール】毎月2回土曜日全20回(本校、教師の都合により変更の可能性あり)

秋学期(計8回)
9月15日(始業式・入学式)、29日
10月6日、20日
11月3日(ハリケーンのためキャンセル)、17日
12月1日、15日(終業式)

冬学期(計6回)
1月12日、19日(11月3日の振替日)、26日
2月9日(大雪のためキャンセル)、23日
3月9日、16日(終業式)

春学期(計6回)
4月6日、20日
5月4日、11日(2月9日の振替日)、18日
6月1日、8日(終業式・卒業式)

*悪天候などの都合でキャンセルが生じた場合には補習授業を行います。
*日程は本校の予定と合わせて再度調整されることがあります。
*小学校クラスは授業の進み具合と、ご希望により、若干年間授業日数を増やす可能性もあります。

【年間イベント】

 1月27日(日)お正月フェア(当校主催予定の外部一般向け行事)

また学内行事として、お月見の会(9月15日)、 節分、ひな祭り、こどもの日、七夕のお祝い、各学期の終業式には小学校クラス生徒による保護者向けの発表会を行う予定です。

この他本校主催の以下の行事にも参加出来ます。
12月  8日(土)ウィンターフェア(バザー)
12月19日(水)スパイラルウォーク
  5月  4日(土)メイフェア

2012–2013年度幼稚園クラス概要

【対象年齢】
2012年9月時点で3−6歳のお子様
*2012年10月現在、4−6歳に限って募集を続けています。

定員15名(教師2名)

【参加資格】
*ご家庭で積極的に日本語の環境を作る努力をされていること。
*クラスの中での日本語による指示をある程度把握でき、ご本人も日本語を話すことに興味を示されていること。 

【一日の流れ】(一例)
10:00 登園、自由遊び(お外遊び、室内遊び)
11:00 その日の課題の作業/(スープ作り、おにぎり作り)/サークルタイム
12:30 お昼ご飯(小学生クラスと一緒に食事をとることも)
 13:00 お迎え

*毎回手作業を中心とした課題でその日にいただくご飯を料理します。一日は流れるように歌で始まり、歌に終わります。掃除をしたり、お外で庭仕事をしたり、自然からいただいたおもちゃで創意工夫をしながら遊びます。 先生のお話や、人形劇の時間なども日によって設定されています。


入学申込金:$40
入学金:$100
参加費:$1000
材料費:$150
*材料費:季節の行事のクラフト材料、おやつ作りの材料、ビーズワックス、キャンドル、その他

2012-2013年度小学校クラス概要

【対象】
低学年クラス:2012年9月に新1年生から新2年生になるお子様(定員8名)
高学年クラス:2012年9月に新3年生から新6年生になるお子様(定員8名)

【参加資格】
*ご家庭で積極的に日本語の環境を作る努力をされていること。
*クラスの中での日本語による指示をある程度把握でき、ご本人も日本語を話すことに興味を示されていること。

【カリキュラム内容】
国語、(算数)、手仕事、伝承の遊び、体育(空間ダイナミックスに基づく指導法)、和太鼓、習字、オイリュトミー、フォルメン線描、水彩画、日本の伝統行事、本校との合同行事に参加(ただし、学年によって行われる教科が若干違ってきます。)

【一日の流れ】(一例)
  9:00-  9:20 登校
  9:20-11:00 エポック授業(100分授業)
11:00-11:30 スナック、小休憩
11:35-12:15 専科1(手仕事)
12:20-13:00 専科2(オイリュトミー)
13:00-14:00 ランチ、休憩、掃除
14:00-14:20 終わりの会、下校

*エポック授業の中でも実践されますが、専科授業の中でもバランスよく、手を使う科目、身体を使う科目、それぞれの授業の中で日本文化を学ぶ内容が組み込まれてきます。
*特に高学年では専科にスキル(練習)のクラスとして授業の補習(国語、算数を中心に)を必要に応じて行う予定です。また低高学年とも授業が隔週であるため、足りない分は宿題で補っていく予定でいます。保護者の方のご理解、ご協力をお願い致します。

入学申込金:$40
入学金:$100
参加費:$1400
教材費:$200
*教材費:蜜蝋クレヨン、水彩絵の具、画用紙、ビーズワックス、エポックノート、その他

2012年8月10日金曜日

シュタイナー日本語学校始まる!

ブルックリンシュタイナー日本語学校を立ち上げました。この9月からThe Brooklyn Waldorf Schoolにて毎月2回土曜日に幼稚園と小学校の日本語クラスを行います。子供たちが体験を通して日本語、日本文化に触れることで、その豊かさ、美しさを自ら感じ、生涯にわたる日本とのつながりを見出せるような学びの場を提供したいと願っています。

スタッフ一同、ワクワクしながらシュタイナー教育に共感する方々と一緒に共同体として活動していくことを楽しみにしています。これからこのニューヨーク、ブルックリンですてきな仲間を増やして、楽しいことをたくさん企画したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

お問い合わせ:japaneseschool@brooklynwaldorf.org

The Brooklyn Waldorf School
11 Jefferson Avenue (at Claver Place)
Brooklyn, NY 11238
718-783-3270(英語のみの対応。三好にメッセージを残していただければ、折り返しお電話致します。)
http://www.brooklynwaldorf.org/programs/japanese-school