2013年11月6日水曜日

2013年10月19日小学部<家作りプロジェクト>

通常のクラスはお休みでしたが、小学部では家作りの特別授業が行われました。(11:00〜13:00) 

1)  今日の家作りの説明
アレックス先生から「本日はどのような家をつくるのか、またどのようにして建てるのか」というお話がありました。完成予想図を見せてもらうと、子供達はそれぞれ興奮しながら「え〜っこんな大きい家を建てるの?」「お家に持って帰っていい?」など、これから行う<家作りプロジェクト>にあっという間に心を奪われたようでした。またどのような道具が必要なのか、みんなでそれぞれの考えを述べ、本物の道具を見ながら使い方を勉強しました。48インチの高さの壁を4枚作り、そこに屋根をつけた家を作ることになりました。今日は2時間のプロジェクトでしたので、以下2つの点にしぼっての活動でした。
  ① 8フィートの長さの材木をのこぎりを使って48インチの長さに切ること。
  ② 48インチの材木を釘で打ち付けて壁を作ること。

2)  3つのグループ(T&N, M&Y, L&P)に分かれてのこぎりの作業をすることになりました。基本の材木(48インチ)を始めに1本用意し、その材木を使って同じ長さを測ってから順番に一人ずつ切っていきました。使い方の注意として、始めにのこぎりを板に対して角度をつけてななめに置き、軽く10回程度手前に引いて印をつけてから押す+引くを行うようにとアドバイスをもらい、一人ずつ真剣な面持ちでのこぎりを使っていきました。1回目はどうしても力が入って上手く使いこなせずにいたのが、2回、3回とノコギリを使ううちにコツを覚えていき、それぞれがとてもスムーズに真っすぐに切れるようになっていきました。

3)  48インチを24枚切った後、今度は釘と金づちで材木を合わせていく作業に移りました。先ず、一つの壁(44.5インチの長さ)に何本の材木が必要なのか計算していきました。8インチの間隔をあけると何本必要か?の問いに「5本必要だと思う」という意見が多かったのですが、材木の幅が1インチあることや両端に材木が必要なことも考えて6本必要ということになりました。金づちは打ち付けるときに押すのではなく、手首を使って打つようにとのアドバイスをもらいました。また、打ち付けたときに釘が曲がってしまってもあせらずに1回ずつ真っすぐに直しながら打つようにと指示がありました。何回か行ううちに子供達は見事に金づちを使いこなしていくようになりました。打ち付けたときの手の力の感覚と手応えをからだで覚えていったようでした。最後までしっかりと打ち付けるとみんな満足したようでとてもうれしそうでした。

こうして2時間のプロジェクトがあっという間に過ぎていきましたが、全員がその間とても真剣に集中して活動に参加していたので、2枚目の壁が出来上がった時には拍手が起こり、一人一人が達成感にあふれていました。

終了後は全員で片付けを行い、Mちゃんの10歳のお誕生会をしました。美味しそうなカップケーキとアップルサイダーにみんなは興奮しながら美味しくいただきました。差し入れを頂戴しましてありがとうございました。子供達は仕事の後の至極のひとときのように、和気あいあい楽しい時間を過ごしました。

参加者全員に「どうして私たちには家が必要なのかな?」「自分にとってのお家とは?」という質問をすると「雨や雪、寒さをしのげるから」「お家があるとゆっくり眠れるから」「温かいベッドで眠れるから」「大好きな家族と一緒にいられるから」「自分のお家は自分の家族のためのお家」「小さいお家が好き」などたくさんの意見を発表してくれました。最後に今日行った家作りについての感想を一人ずつ述べていきました。「のこぎりが楽しかった」「金づちが面白かった」「またやりたい」など実際に作る楽しみを味わった様子で今後の家作りがますます楽しいものになるだろうと期待が持てそうです。本日の<家作りプロジェクト>にお手伝い頂きました保護者の皆様、子供達が安全に活動出来るようサポート頂きまして大変感謝しております。本当に有り難うございました。 
 
以上、怪我もなく無事に1回目の家作りが行われました。これから2回目3回目の授業が楽しみですね。

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