2014年2月24日月曜日

2014年1月25日小学部高学年クラス

9:30〜11:00   メインレッスン  

メインレッスン

方丈記の朗読

漢字テスト

前回のお話の回想
 
アイヌの言語、伝統、歴史について
アイヌ語は、かつて北海道の他の地域(東北、千島列島、樺太南半分等)でも話されていたことを説明しました。そして、例として東北の現存のアイヌ語源の地名と、和語の地名、動物の名前をいくつか挙げて、「どちらがアイヌ語でしょう。」という質問をしました。なんと90%を超える正答率でした!そして、「なんで分かるの。」と聞くと「なんとなく日本語っぽくないもん!」と言う答えでした。子供達の感覚の鋭さに感心しました。このクイズはとても楽しかったらしく「もっと!」と言われました。アイヌの伝統儀式である「熊送り」にとても重要な捧げ物を「イナウ」と言います。これは、魔物と戦う、汚れをはらう等の役割を持ち、単なる物ではなく意思を持った使者として神の元へ向かうと考えられています。このことを説明すると「あ!日本のお祓いの時に使うものみたい!」と言ってくれた子がいました。

劇の台本第一場面音読
劇の台本の第一場面を皆で声に出して読んでみました。宿題として、台本の音読が出ていたので、漢字にふり仮名を振って来ている子がほとんどで、前回よりもスムーズに読むことが出来ました。

今日のテーマの絵
熊神が、アイヌの青年に射られ、魂と肉体が別になった状態で、芝ぞりで青年にひかれているシーンを描きました。この絵を選んだのは、北海道の自然を想像させる背景画があったこと、熊の肉体から出た熊神の魂が、熊の頭の上に座っている様子が、このお話にはとても重要なイメージであると思ったためです。

今日の漢字「魂」
「魂」は、本来中学校で習う漢字なのですが、お話の中でとても重要な意味を持つため、今回この漢字を勉強することにしました。

今日の文法:形容詞
文を書くにあたり、表現を豊かにするために、形容詞を勉強することにしました。まず、形容詞とは名詞を詳しくする言葉である事を説明し、板書のある文を指し、「この中のどれが形容詞でしょう。」の質問をし、例文をあげてもらい練習しました。

今日の漢字「信」
この漢字を引き出すために、誰が何を「信じるのか」と聞きました。少し戸惑っていたので、「動物を信じるのですか?人を信じるのですか?」と言って答えを促しました。そして「何を」にあたる「言うこと」ですが、「え~、人の言うことを信じるから『信じる』なの~。」といった面白い反応もありました。

長沢千秋

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