2014年2月16日日曜日

2014年1月幼児部つくし組

本当に今年は雪の冬ですね。皆さん、いかがおすごしですか。今年に入り、1月には3回クラスがあり、その後お正月の会を催し、結構毎週末で忙しくも、充実したスケジュールだった日本語幼稚園でした。そのクラスの様子を報告しますね。

久しぶりに来るクラスで、生活のリズムも結構いつもと違う長い冬休みの後、皆の様子はどうかなと思っていた私の心配を覆すように、子供たちの様子はいつもと変わらず、クラスに来るのが楽しい様子、久しぶりにお友達に会うのがうれしい様子を見せてくれました。勿論元気な姿も見られましたが、全体的には落ち着いた、いつものリズムでクラスができたことを私もとてもうれしく思いました。2週間に1度のリズムで、どれだけのものが子供たちの身体に、魂に入っているかと考えることもありますが、子供たちはそれなりに受け取ってくれているんだなと温かい気持ちになりました。

お団子作り(1月11日)
まだお正月気分を味わいたい頃でしたので、お餅にちなんで餅粉でお団子を作りました。お手伝いのお母さん方も迎え、3箱のもち粉を3丁のお豆腐と混ぜて大量の!お団子を作りました。お豆腐をもち粉に加えて、こねるところからするのですが、ぐちゅぐちゅする感覚が、まただんだんまとまってきて、もちっとする感覚が子供の手の感触機能にとてもいい刺激を与えます。いろんな感触のものに実際触れること、においをかぐことなどが感覚機能をより豊富にしてくれます。それが感性へと繋がって行きます。泥遊びも雪遊びもとてもいいですよ。でも実際に食べられるお団子作りは嗅覚や味覚とも直結して、とてもいいアクティビティーなので、お家でも作ってみてください。

もち粉がまとまったら、小さい丸いボール状にまるめるのですが、「ころころころころこーろころと丸めましょう、おいしいお団子丸めましょう」と歌いながら、子供たちは男の子も含めて、大量のお団子を飽きることなく、最後まで丸めてくれていました。何か作るおもしろさ、全部できた達成感を味わっているかのようでした。できたものをすぐにお母さん方がゆでてくれたので、次から次へとできあがるお団子を見るのも楽しそうで、「おなかすいたー」「つまみぐいしていい?」(と聞く前に食べている子もいましたが。。)「早くたべたーい」と言う声が多々聞こえました。

これらを後のおやつの時間に、あんこ、きな粉、メープルシロップ(みたらしの代用)という選択をあげて、ちゃんと「あんこときな粉ををください」「メープルシロップだけお願いします」とか注文を日本語で言えた後(結構厳しいかも??)この3つのうちの2つだけの組み合わせでお団子を配りました。みんなあっという間に(本当に!)お代わりを注文してきたので、3つの種類を組み合わせて全部食べた子がほとんどです。私も自分の分を食べるひまがない位お代わりのスピードが速かったですよ。全部でお団子を平均15個、多い子は25個位食べていたと思います。みんな食欲があって、私も頼もしい限りです。「これ私が作ったお団子!」「こえはボクが作った大きいの」とか言いながら。自分で作ったものを食べる喜びが表れていました。

1月18日には久しぶりのおむすび作り。
お母さん方のお手伝いを得て、おむすびに挑戦。去年も何回かしていますので、手順はみんな覚えています!でも手に充分お水がついていなくて、むすんだ後、手がご飯粒だらけになったり(子供は喜んでそれをぺろぺろ食べていましたが)、なぜかほっぺたにご飯粒がついていて、お友達に「ごはんがお顔についているよ」と言われ、みんなで笑ったり、中に入れる具の名前を日本語で言わないと先生が具を入れてくれないので(日本語で昆布、しそ、梅干し等覚えてほしいためで、決して意地悪でやっていませんよ)名前が出て来なくて「あれ、あれ」と指で差しながら「うーん」とうなったり、、、ハプニングが延々と続く楽しいおむすび作りです。

1月25日にはこれも久しぶりのパン作り。
お団子でこねて、おむすびで丸めているので、パン作りはお手のもの。生地をこねるところからいっしょにやります。蛇のように長くして、それをカタツムリのように丸めたパン、ボールのように丸いパン、小さいお団子のようなパン、ピザに見立てたパン等いろいろできました。でもそれらの形を作る前に、よくこねることをお願いしていて、生地がこねてかなりスムーズになってきたら、形を作っていいことにしているので、結構忍耐が要ります。またおむすびとは違い、手や指だけでなく、体全体を使ってこねるので、脳から指令が出て、手先から身体を動かす全体の動きなので、バランスや身体のコントロールの発達にとてもいいと言われています。

他にはお正月の気分の1月ですから、お正月の遊びをいくつか紹介しました。

こま回し
これは私が持っていた小さいものですが、こまを土俵に回し、こまで相撲を取るゲームです。結局は、土俵を乗り越えて、床、大きなブロックの上などいろんなところでこまを回して遊んでくれました。こまを回すのは結構難しいのですが、5歳以上の子は結構教えたらすぐできましたね。3〜4歳のお友達はなかなか思うようにいかないのですが、何度も回すことに挑戦していました。

福笑い
こま回しのとなりで、福笑いもしてみました。これは私が作った手作りの小さめのものですが、1人が手ぬぐいで目を隠し、もう1人が顔のパートをまゆげ、目、はな、くち、耳、等と言って渡して、目隠しをした子が手探りでそれを顔に置いていくのです。やっているまわりにお友達が集まって、できたへんてこな顔を笑いながら応援していました。とても和やかな風景でした。たまにこのようなゲームをするのもとてもよかったです。

ユリズミー
孝恵先生にお願いし、お正月バージョンのユリズミーをしました。お餅つきの童歌とその手遊びに似せた動き、お正月の龍の歌等入れてもらい、動きも言葉もお正月、季節の日本語がたっぷり入ったユリズミーでした。

下記にその中の一部を紹介しますね。

正月__日の餅つきは、ぺったんぺったんぺったんな〜
火いこねて、火いこねて、ひいこねひいこね  ひいこねて
ひっついて ひっついて ひっついひっつい ひっついて

しゃーん しゃーん しゃんしゃんしゃん しゃんしゃんしゃんしゃん
しゃんしゃんしゃん

しゃーん しゃーん しゃんしゃんしゃん   しゃんしゃんしゃんしゃん 
しゃんしゃんしゃん

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☆江戸時代中期のお正月の歌から

一つとせ〜ひーとよ明ければ賑やかで〜賑やかで〜
お飾りたり 松飾りー松飾り

二つとせ〜 双葉の松は色ようて〜色ようて〜
三階松は 春日山ー春日山ー

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☆でんでらりゅうば

でんでらりゅうば でてくるばってん
でんでられんけん こられんけん

こんこられんけん こられられんけん
こーん こーん

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特にお餅つきの歌は、手遊びも加え、お正月の会でも使われましたね。お正月気分、文化、食べ物を意識し、身体で体験してもらえればと願って行った1月のクラスの報告でした。

アマーあづさ

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