2014年2月24日月曜日

2014年1月18日小学部高学年クラス

9:30〜11:00   メインレッスン  

メインレッスン
 
方丈記の朗読

漢字テスト
今回は、皆今までで一番良く出来ていました。もし、沢山の漢字を練習することが負担になるのであれば、1つでも良いので(特に学校で習った漢字)、絶対に覚えてくるようにする、ということも良いかと思います。

アイヌ神話について
まず、今学期のテーマはアイヌ神話であることを伝え、「神話とは何か、アイヌとは何か。」と質問しました。神話と言う言葉を知らなかった子もいたので、何かの説明をしたところ、「あ!ギリシャ神話とかあるよね!」と、皆それぞれ知っている神話の名前を挙げてくれました。そして、アイヌについては、誰も知らなかったので、どの様な民族で、今どこに住んでいるのか、「アイヌ」とはアイヌ語で人間を意味すると、ここまで説明したところ、「あ!アメリカの先住民族とかも同じだよね!」と、言ってくれた子がいました。
このように、今学期この学校で勉強することが、彼らの既存の知識と繋がることは、彼らの知識と理解を増やすことにとても大事な役割を持っていると思います。

今日のテーマのお話:『熊神とカパラぺポンス』
今日のお話「熊神とカパラぺポンス」は、終業式の劇の原本です。やはり、子供はお話が好きなのですね。「次はどうなるの。」といった面持ちで、皆真剣にお話を聞いていました。

劇の台本第一場面の紹介
劇の台本を渡し、皆で声に出して読んでみました。正直、スラスラと読める子は、少数でした。彼らにとって日本語を勉強するということがどれだけ困難なのか、改めて知らされた瞬間でした。でも、皆前向きです。詰まりながらもなんとか最後まで読みました。これからは、もっと読ませる機会を増やそうと思います。
こうして、やっとの思いで第一場面を読み終えたと同時に「僕、この役やりたい!」「私は、これ!」と皆が言ってくれ、「あ~、やる気になってくれたんだ~。」と心から嬉しく思いました。

今日のテーマの絵
熊神とカパラぺポンスのお話のイントロにあたる部分の絵、神の国を想像させる絵を描きました。神秘的な絵で「なんでこの人達(神)は、宙に浮いている感じなの?」という質問も出ながら、作業を進めていきました。

今日の漢字「熊」
「熊」は、本来中学校で習う漢字なのですが、お話のメインテーマであること、熊神の劇をすること等を考慮し、今回この漢字を勉強することにしました。

今日の漢字「招」
「招」の漢字を子供達から引き出すために、私が手と口を使って「招く」ジェスチャーをし、「誰かを『招く』には、体の部分の何が必要か」の質問をしました。思惑通りに「手!」「口!」の答えがパッと出ました。このように、ジェスチャーや視覚的なイメージを使いながら漢字を勉強していきたいと思います。

長沢千秋

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