2013年1月7日月曜日

ユーリズミー体験クラスを終えて

手作りスープやお餅づくりで手を休める暇もなく終業式後の準備をしてくださっているお母さん達、その忙しい真っ最中、ユーリズミーの体験をしていただきました。お子さん達が月に一度体験しているユーリズミー、一言で説明するのは難しいのですが音楽や音、詩、言葉の体験を体を使って表現する運動芸術、、と言えばいうほど不思議な感じがしてきますね。

多くのお母さんが参加して下さり大きな輪ができました、小さくなったり大きくなったり、それでもう光と陰、朝と夜、喜びと悲しみ、を表現できます。収縮時に小さくなる事だけを感じるのか、後ろに大きな世界を感じるか、その動きの性質は大きく変わってきます。また、まず自分だけの動きに注目して動く、そして両隣の人の動きを感じ取って動く、やがては輪全体を自分と感じて動くことができます。

次に母音を紹介させて頂きました、 私が受けたのは英語でのトレーニングで、それを日本語で導入する際の言葉探しは常日ごろの習慣でもあります。参加者各々の日本語との関わりから感じられたその表情、感想、質問はまさに生きた芸術活動でした。質問にはすぐお答えすることもあれば、私の少ない経験から即答をするのを控える事もあります。一番大事なのは参加された皆さんが何かを感じて、何かを疑問に思われたという事かと思います。その瞬間、この言語文化という大きな世界の門前に立ったという事ではないでしょうか。それは時によって違う大きな世界の門前に立つのかもしれません。

インターネットで情報収集や交流が即座に出来る時代ですが、こうやって人と人が出会って運ばれる意識の旅や交流はそれぞれの体を通してしっかりと血や肉になっていくように思い、また、このような感覚を培う事が今後とても大事になってくるのではないでしょうか。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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