2013年1月28日月曜日

第1回お正月フェアを終えて

昨日は私たち自身びっくりするほどの参加者で、大盛況、大成功でしたね。もともと日本語学校の子供たちのためにと思いついたフェアが、いつも教室等を使わせてもらっているので、感謝をこめてブルックリンシュタイナー平日学校の生徒たちも招待しようということになり、フェアの少し前に一般の人にももう少し声を掛けようということで、情報のウェブサイトに載せてもらったりしましたよね。それが、あんなにたくさんの人が来る会にふくれあがったなんて、昨日、当日も驚きの表情を隠せない私でした。

教師は全部で4人、学校の生徒家族は20家族足らずの人数であれだけの人(400−500人??)を受け入れる会が何とか成功したことは、奇跡のように思えます。実際全体で何人くらい来たのでしょうかね。それも怪我ひとつなく。平日勤めているGreen Meadow Waldorf Schoolでも秋祭りがあり、600人以上の人が参加しますが、300以上の家族でそれをサポートしています。それと比べると、この学校の保護者は1人1人に10人分くらいのパワーがあるのでは?と思いました。また、このコミュニティーは大変まとまりがあって、責任感、行動力、創作力もあり、皆さん、よく働く!!!始めに楽しんで下さいと言っていましたが、お子さんと楽しむ時間はなかったのではないでしょうか。それだけがちょっと気がかりでした。

私はお茶会と人形劇を受け持ったのですが、毎回いっぱいでした。お茶の先生やスタッフの方々が最後に言っていたのでは、「今までいろんな学校に頼まれて,お茶会を紹介してきたが、ここの学校の雰囲気が一番よかった。お客さんは子供も含め、席中ずっと静かに、または真剣にお茶会に参加してくれた。通常は子供だとすぐ飽きてしまうのが、子供たちもべらべらしゃべったりせず、みんな集中してくれた。あの集中力はどうして?シュタイナー教育って何か特別なのでは?みんながお茶会という日本の文化に深く興味を示してくれたことがとてもうれしかったし、驚いた。通常の学校お茶会だとお茶を残す人が多いのだが、ほとんどの人が全部飲んでいた。」などの嬉しい感想を聞かせてくれました。

今日Green Meadowの学校でベテランの幼稚園の先生に昨日の盛況ぶりと子供たちの集中力が長いと言われたことを話すと、「シュタイナー学校の子供は確かにフェスティバルや文化、芸術活動に触れる機会が多いし、理解もするが、それだけではない。一般の人も来ていた訳だし、それは、あなたたちがコミュニティーへシェアしようとした内容がいいものだったこととそのもの自体の質が高かったからでしょう。あなたたちの真剣で高い志が伝わったからでしょう。」と言われうれしかったので、是非皆さんにシェアしたいと思い、ここに記しています。

もうひとつうれしかったことは、人形劇が終わった後、一人の女の子が微笑んでいるのですが、目から涙が出ていました。私はびっくりして「大丈夫?」と聞くと、「うん」と言うので、「おじいさん、おばあさん、お正月が迎えられてよかったね」と言うと、嬉しそうに「うんうん」と言っていました。笠地蔵のお話だったのですが、忙しいスケジュールの中、練習不足だったと反省しておましたが、何かが子供たちの心に伝わったようで、私自身もさせてもらって本当によかったと思いました。このような会を楽しめる皆さんのお子さん、本当に純粋な心を持っています!

それぞれの場所でそれぞれがんばってくださった皆さんの努力と高い精神があったからこそ成功したのだと信じます。一人ひとりにお礼が言えませんが、本当にありがとうございました。今週は疲れを癒してくださいね。

アマーあづさ

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