2012年9月20日木曜日

2012年9月15日小学校低学年クラス初日

初めまして、本当にこの日が来たのですね、という感じでした。どんな初日にしようかなって思っていましたが、小学校、幼稚園合同でやったお月見の会では、子供たちみんな一緒に楽しそうにお団子を作ったり、お兄ちゃんたちは小さい子の面倒を見てくれたりと、年齢を超えて初日でもすぐにお友達になって、楽しいひとときをみんなが過ごしたような気がします。

本当にうれしい一日でした。もちろん、学校を始められたことも大きいことです。もっとうれしかったのは、一緒に働いてくれる先生仲間がそれはそれは気持ちよく、大変だなんて顔もせず、楽しそうに働いて下さったことで、その姿を見て感銘を受けました。 皆さん快くお団子を作って来て下さり、片付けまでお手伝いただきました、ユーリズミーの孝恵先生、いきなりお願いしたお仕事でも快くお手伝い下さったことに心から感謝します。そう、この気持ちとこの心意気をいつまでも大切に、よりよいつながりを保ちながら、いっそうチームワークを高めていける、そんな「仲間」が広がったらいいなと思った一日でした。本当にすてきな、一生涯忘れられないような一日になりました。ありがとうございました。

【授業内容】
本日は、上記の通り幼稚園クラスと合同でお月見の会を行い、みんなが自己紹介をする時間もあったので、通常のメインレッスン以外は体育を残りの時間でしました。みんなお団子を食べ過ぎて、持ってきたランチを食べる子は誰もいないくらいでした。体育でも走ったりするのにお腹が重たそうでした。

お話『星の銀貨』
心温まるある女の子のお話で、最後に瞬く星を自分のスカートにいっぱい集めて、一生お金に困らないで過ごしましたというハッピーエンディングで終わります。その女の子の星がたくさん降り注ぐ瞬間をイメージしたとき、子供たちに「光」という漢字を伝えたいと思いました。シュタイナーの一年生では、もちろんひらがなを学習しますが、漢字も最初から導入するという指導をしています。「光」という漢字は漢字を習ったというだけにとどまらない、なんというかその特別な「光」に導かれ、自らのこれから始まる長い旅がなんだか楽しそうで、新しいことに出会えそうで、ワクワクするような希望に満ちあふれた気持ちにもなってもらえたらいいなと思います。みんな初めてお話を聞くわけではないとは思いますが、お話のろうそくがついた瞬間からお話に聞き入って、最後までお話を邪魔するような子は一人もいませんでした。それはお月見でも一緒でした。小さな子も小学生のお兄ちゃんも、みんながそれぞれの解釈レベルで同じお話を楽しむことが出来るなんて、と一人で興奮してしまいました。

 お話の後は絵を描いて、初めてブロッククレヨンとスティッククレヨンに触れました。みんな不思議な顔をしながらこれらのクレヨンを眺めては描いて、描いては眺めてという感じでした。変わったブロック型のクレヨンは幅が広いので、景色を塗ることが素早く出来ます。またそれぞれの色が重なってもきれいな新しい色を醸し出したりするのを発見したときは、とてもうれしそうな顔を見ることが出来ました。これからもこれらのクレヨンにはいろいろな発見をさせられることでしょう。このクレヨンで、ご家庭でもたくさん絵や字を書いて下さい。

フォームドローイング(フォルメン線描)
ひらがな導入のために、今はひらがなで必要な形を図形にして何度も練習しています。いつかノートをご覧ください。

【宿題】
1. 「ひ」で始まる言葉集め。
2. ビーズワックスで星の形を作る。
3. ひとつ、ふたつ、、、の数え方をおぼえよう。

*次回の授業までに何か(例:おはじき、ドングリ)100個集めて、持ってきて下さい。

三好千佳子

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