2014年4月26日土曜日

小学部低学年春学期の授業とオープンデーのお知らせ

【低学年春学期の授業】計7回(4月5日〜6月7日)

ファイバーブロック
神様、自然の恵みを頂いて人間は生きる糧を得ていることを、刈り取ったままの羊毛を洗い、染色し、毛並みをそろえ、糸に撚る作業を通して学びます。さらにその糸から織物を織り、人間にとって役に立つものに作り上げる作業へと進みます。
* 動物の出てくるお話を中心に世界の物語を読みます。
* 語彙を増やすために、「言葉集めノート」を作って自分の言葉事典を作成。
*しりとり電車で新しい言葉をどんどん増やすとともに、短文から文を作成することに挑戦。
* 自然界の生き物が授けてくれたものから、人間に必要なものを作る作業を通して人間の自然界でのあり方、身の置き方などを問うことをゴールにおいています。

手仕事:織物
手作りの膝に置くタイプの織り機を使って、自分たちで撚った糸を織り上げていく作業をします。身の回りに役に立つものに仕上げたり、そのまま織物作品として飾ることも可能です。

ゲーム(体育):サーカスアーツ
一輪車、皿回し、お手玉、組体操、縄跳び、馬跳びなど

ユーリズミー
言葉一つ一つを大切にしてその響きを楽しむことを実践したいと思っています。背骨をしゃんと立たせるということを目標にします。

お話
4月5日、12日 『春がいっぱい』
 このお話は読まれてすてきだなと思われたらうれしいですが、「みんな違って、それぞれがすばらしく、美しい」とフクロウおじいさんが言うのです。私は春先にこの絵本を子供たちに読むことが好きでした。最後にフクロウおじいさんがそう言うことで、子供たちに笑顔が戻り、心がほっとすることがお話をしていてわかります。「いったいどの花が一番なんだろう?」とお話の間中ずっと思っていて、「ああ、そうか、そうよね。」と安堵する子供たちの嬉しそうな笑顔をみると、子供というのはとてもフェアーに生きていて、周りが幸せなことは自分も幸せに思うものなんだ、なんてすばらしいと改めてその純粋さに私も幸せな気持ちにさせてもらいました。

19日 『コヨーテとセミ』
これはインディアンのお話ですが、コヨーテがセミを食べるとは知りませんでした。セミに歌を教えてもらったコヨーテが歌って見せるありさまをおもしろおかしく表現したら、子供たちはかなりうけて笑いが止まらない様子でした。是非、ご自宅でも面白く読んであげて下さい。ちょっと間抜けなコヨーテの一生懸命ぶりが何ともけなげなお話です。途中でセミが抜け殻を捨てて飛んでいってしまう場面もあり、実際にセミを捕まえたことがある子供たちはセミ取りの話で盛り上がりました。「セミは捕まえようとしたら、おしっこをかけて逃げるのよ。」と言うと誰も信じませんでしたが、今年もし日本に行かれたら、是非セミを捕まえてみて下さいね。


【5月3日オープンデーのお知らせ】

さて、今週末は授業参観を行います。普段のお子様のクラスでの様子が見られるチャンスですので、是非いらして下さい。

9:15-10:00 体育、歌の授業(体育館/途中で外に出てクラス写真を撮ります。)
10:00-10:30  スナック、休憩(Lくんのお誕生日会をします。)
10:30-12:00  メインレッスン(低学年教室)
12:15-13:15  子供の日の行事(地下またはバックヤード)
13:15-14:00  手仕事
14:00-14:20  掃除、終わりの会

*メインレッスンの内容は、お話、絵を描く、漢字を習う。親子でチャレンジ、しりとり電車つくり遊び(俳句または短文つくり)もします。手仕事は糸を撚る作業をし、実際に織物機を使ってみます。

三好千佳子

0 件のコメント:

コメントを投稿