お子さんたちは大喜びで遊んでいるのでは?今こそお買いになったスノーパンツ、ウインタージャケット、帽子、手袋、スノーブーツを着せて、履かせて外に出してあげてください。雪ってどんな手触り?どのくらい冷たいの?どんな味?(子供はすぐ食べたがりませんか。)雪で何ができるかな?踏んだらどうなる?そりができるかな?雪だるまってどう作るの?、、、お母さんも私も答えられない、あらゆる子供たちの好奇心に雪が答えてくれるチャンスです。こうやって、感性を養い、五感を豊かにしていくのです。雪が残ってもう少し子供たちといっしょにいてくれますように。。。
私はアフタースクールで(継承語としての)日本語教室をしていますが、ある子(3年生)がこんな俳句を作ってくれました。
白水晶
空から落ちた
白野原
雪のクリスタルが落ちてきて、白い野原を作った、、という意味らしいのですが、何とも素敵だと思いました。
さて、前回のクラスのご報告です。2013年初めてのクラスということで、七草粥をしてみました。おもちでもよかったのですが、27日のお正月フェアでおもちつきはしますから、みんなは食べたことがあるかどうかわかりませんでしたが、何か新しいお正月文化を体験してもらいたくて、七草粥を取り入れてみました。七草というとセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ だそうですが、何しろスズナ(カブ),スズシロ(大根)以外はなかなかその辺に生えているものではないし、緑ばかりだときっと子供たちも食べないだろうなと思い、どうしたらよいものかといろいろ調べてみました。すると地方によっては降雪の関係で七草が摘めない所もあり、他の野菜等で代用しているとのことだったので、山形県の七草汁をまね、ごぼう、人参、こんにゃく、油揚げに大根、かぶ、そして緑を水菜にしてこの7種類で七草粥としてみました。野菜はそれぞれ前もって薄い味付けで煮ておきました。お粥も炊いたご飯を水に一晩つけて、学校で温めました。結構いつもより気を使って作ったおやつですが、実際食べるときにはどうだったでしょう???
それぞれの野菜を3つのお皿に分け入れ、まずお粥を一人ずつのお皿に入れて、3つのお皿から自分の好みでトッピングを取ってもらう形にしました。スプーンでそれを取るのも手先の良い運動です。細かいものを手先を(スプーン)使って取るのはなかなか難しいこと。手先の動きは神経を通って脳に通じていますので、いい刺激ともなります。ほとんどの子が3つのお皿から7つの野菜トッピングを取っていました。中には一皿からだけ、全くなしでお粥だけの子もいましたが。(お粥には薄くだしの味がついています)混ぜて食べてみると、「おいしい!もっと」という声もありましたし、「ご飯の方がいい」という声もありました。お粥自体が食べ慣れていないのか、普通のご飯ほどおかわりがありませんでしたが、半分くらいの子はトッピングとともに何回かおかわりしていましたよ。何か新しいものに対し、ひとりだと食べず嫌いになりがちですが、みんなで新しいものに挑戦するという経験もたまにはいいかなと思いました。
冬休み後初めてのクラスだったので、中遊びでは少し時間を取って、ちょっとゆっくり遊びました。お外へ行く前に地下の広い場所に寄って、書き初めをしました。ちょうど小学生も書き初めの日でしたので、用意されていた書道用具を貸してもらいました。Zくんのお母さん、のりこさんが高学年の先生なので、手際よくお手伝いいただきました。2人ずつ座らせて、私がするのを見せてから、自分たちでやってもらいました。先ず私が筆を持って,墨を付け、丸を書いてその真ん中にちょんと点を書くのを見せました。これは、私が日本画を習った時に1年の1番最初に書いたものです。丸く輪を一気に書くのは実は大変難しいのです。輪は和に通じ、その真ん中にちょんと心、精神を入れるという意味です。子供達は難しいなんてこれっぽっちも感じず!さっさと筆を持って,楽しそうに円を描いていました。出来上がりは個性的で各々の感じがそのまま出ていました。私のように上手に描こうという欲が全然なく、気持ちのいい出来上がりです。
こんな感じで、2013年の日本語幼稚園が始まりました。今年もよろしくお願いします。
アマーあづさ
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