2012年11月25日日曜日

2012年11月17日小学校低学年クラス

皆様、ハリケーンサンディーの影響で隔週のクラスが1回抜けてしまい、1ヶ月も子供たちと会っていなかったなんて。。。でも、今日会ったらそんなに時間が経っていたことも忘れるくらいきちんと宿題もできていて、覚えるべき歌や詩もしっかりそらで言えたので、心配も吹っ飛んでしまいました。しかし、来年からは毎週くらいのペースで子供たちに会いたいなーとも思いました。

さて、本日はかなり間が空きましたが、『聞き耳ずきん』のお話を回想しました。いつもの通り細かいところまでよく覚えている子と、ちょっと忘れてしまっている子がいるので、出来るだけ何度もお話を読んであげて、時には本を見ずに一緒にお話を思い出してみると一緒に覚えられますね。新しい言葉もどんどんお話を読む際に説明してあげて、またそれを使うように心がけると言葉が豊かになりますね。いつものように、お話の絵と要約文を書きました。 

言葉の階段
今週は「す」と「ん」の言葉を集めてもらいました。 たくさんの言葉をみんなで発表しました。その言葉がいくつの拍子からなるのかを拍手をして確かめます。例えば、「すいか」は3回拍手するので3文字となります。日本語は叩いた数だけ文字を書けばいいので、シンプルですね。(もちろん例外もありますが。。。)

 フォルメン線描
フォルメンとは文字を導入する際、図形の中にパターンを見出しそれらをフリーハンドで描く練習をすることです。高い集中力と線をバランスよく描くためのコーディネーションを養うと同時に、目分量で 精巧に描くことを訓練します。これらの訓練はいずれ心や体のバランスにも影響します。 今日は『聞き耳ずきん』から切り株を書いたので、木の年輪のようなフォルメンでした。ノートの真ん中に線を縦に引き、その真ん中から半分に切った年輪を書き、それがノートいっぱいまで広がる曲線を書きました。どの子のフォルメンにもたくさんの年輪が見られました。

日記の発表
書いてきた日記を一日だけみんなの前で発表してもらっています。みんな照れくさそうに、でも一生懸命発表してくれました。

漢字ビンゴ9
宿題に出していました、漢字を9マスの中に書き入れ、カードを見せてその漢字を読み、丸をつけ、それが3つ並ぶと、「ビンゴ!」です。単純ですが、とても盛り上がり、実際はまだ読めなくてもその漢字をビジュアルに見て、自分の書いたものからそれを見つける作業は視覚から覚えるいいトレーニングです。楽しみながら、少しずつ読めるように、書けるようになるといいですね。今度はビンゴ16マスに挑戦します!

ひらがなカルタ
漢字と同様にひらがなカルタ取りをしました。絵でそのカルタを取る子もいますが、取ったらそらでその文字を書いてみるとか、尻文字で書いてみるとか、徐々にそれが書くという動機付けになるといいですね。是非、家でも作ったカルタで遊びましょう。(宿題はた行とな行です。)

新出漢字
「耳」「目」「口」「毛」を練習しました。成り立ちや読み方などは家で仕上げてきましょう。また、プリントにそれらの漢字を練習するページとその漢字を使って言葉を探す宿題が出ています。

『こびとのくつや』のお話をしました。いつも読み聞かせではなく、お話をします。話しやすい言葉で無理のないレベルでお話をします。お話をしていると子供の集中力が本を読むのとは違います。また目を見て話してあげることが出来るので、理解しているかいないかが即座にわかり、お互いに満足感を得ることが出来ます。もし可能なら、お母様も是非何度もお話を読まれて、一度読み聞かせではなくお話をしてあげてみてください。みんなの受け止め方が一段と深いような気がします。お話の間、赤いビーズワックスで小人の靴を作ったりもしました。それは来週に仕上げて持ってきてください。

専科1:ハンドワーク(手仕事)
今週からいよいよ本格的にプロジェクトが始まりました。いろいろ迷ったのですが、指編みを覚えたのでかぎ針編みから始めることにしました。まずは黄色く染めた太い毛糸で8目をつくり、それから上にどんどん積み重ねていくことをしています。それをアパートメントといってかぎ針の小人が1階に8個のアパートにひとつひとつお邪魔するような、そんな場面設定でした。宿題で持って帰ってもらいましたので、そのアパートが四角くなるまで積み上げて下さい。さて、一体何になるかはお楽しみなので、お子様には言わないで下さいね。

専科2:ユーリズミー
20分だけの時間ですが、シュタイナー教育にとってとても重要な位置を占める教科の一つです。まだ2回目とあって、子供たちは一体これがどのようなものなのか確かめるような感じでクラスを受けているのかもしれません。 12月15日の終業式では、ユーリズミーの孝恵先生とともに今まで習ってきたことをご紹介する時間もとっていますので、是非ご覧ください。またその際に孝恵先生ともお話しになると、ユーリズミーをより理解するきっかけにもなるかと思います。

子供たちは、みんな一緒に仲良く、またよく遊びます。低学年の子供たちは唯一大きいお兄ちゃんたちと遊べるお昼休みの時間が大好きなようです。この日は暖かく、みんなでお外でお昼をいただきました。

三好千佳子

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