2012年11月27日火曜日

2012年11月17日幼稚園クラス

サンクスギヴィングの休日も終わり、今日は12月を前に雪が訪れ、自然界では今年最後の月を迎える準備が進んでいるようです。皆様の休日はいかがでしたか。

サンクスギヴィングは、アメリカ移民の先駆者たちが食料もない寒い冬、原住民のインディアンに食べ物を分けてもらった感謝に発した祝日だと聞いています。日本の行事ではありませんが、この日に家族や周りのお世話になっている方々に感謝の気持ちを表すというのはとてもいいことだと私は思います。前回の幼稚園で子供たちが生けたお花は、サンクスギヴィングのテーブルに飾られたでしょうか。私のうちにも同じお花がありますが、まだきれいに咲いていますので、皆様のお家のも長く持ってくれているといいなと願っています。

前回のクラスについてご報告が少し遅れましたが、またとても楽しいクラスとなったので、皆様にお知らせしたいと思います。ハリケーンサンディーで1回クラスがなくなり、久しぶりに会った子供たちですが、教室に入ったらいつもの様子ですぐに遊び始めました。持って来てもらった果物を切るコーナー(ゆうこ先生担当)とミニ生け花コーナー(私が担当)をテーブルの両サイドに設けると、好奇心旺盛な子供たちは、何か違ったことが始まったぞ、何かな、やってみようかなという感じで集まってきました。ちょっと見てやっぱり遊ぼーと戻って行く子もいますし、「やりたい」「手伝ってもいいですか」等と声を掛けてくれる子もいるし、子供は様々です。基本的にには、その子がやりたいときにやらせてあげるようにしています。

それでもお花はみんなにお家に持って帰ってほしかったので、みんなに生けてもらいました。有り難いことにみんなやりたがりました。もうひとつ作りたいと言った子には2つ作ってもらいました。私が「緑ちゃんから生けましょう」とか「お花の一番きれいな顔が見えるように生けてあげてね」とかというアドバイスはしましたが、生けたのはほとんど子供たちです。オアシスというスポンジに浅くしか入っていなかったので、深く差し込んだりはしましたが、お花の位置や角度、どのくらいお花を入れるかなどは自分たちでほとんどしています。私は長年生け花を教えているのでその経験からいうと、私もそうですが、大人だとどうしたら美しく見えるかと考え、何回も生け直してしまいますが、子供はそんなことはしません。パッと見て、パッと生けるのでとても早いのです。そして、それがお花には一番いいのです。いじっていると自然のお花のエネルギーが弱ってしまい、人間の見栄や執着ばかりが全面に出て、結局はあまり美しくなくなってしまうのです。子供の生け花はとても素直で何回見ても飽きない、気持ちのいいものが出来上がっていました。こんなふうにお花や自然と交流することでも、子供たちはどんどん感性を磨いていきます。何も言わなくても、ひとつ目よりふたつ目の方がもっと面白くお花が入っていました。お家でも小さいコップでいいですから、外で摘んで来たお花や緑をお家の中で楽しんでみてください。

その横で、みんながいろいろ持って来てくれた果物を小さくみんなで切って、おいしそうなフルーツサラダも出来上がりました。ナイフは年齢の小さな子には、バターナイフのようなものでバナナなどを切ってもらいましたし、4歳、5歳の子にはりんご等を切ってもらいました。今回上手にみんな切ってくれたので、ゆうこ先生と相談して、今週の土曜のクラスでは、野菜スープをみんなで作ってみようと話しました。

遊びながら、合間にお花を生けたり、果物を切ったりして、あっと言う間にお片づけの時間になりました。いつもはこの後季節の歌等を入れたサークルタイムなのですが、この日は朝のお歌を歌ったあと、ユリズミーの孝恵先生をお迎えしました。孝恵先生の優しい歌声と動きに合わせて、子供たちも見よう見まねでユリズミーを体験しました。初めてといっても、とても自然に先生の輪の中に入り、楽しそうに体験していました。この様子は今度12月15日に見られるかもしれません。というのは、今年最後の幼稚園の日に小学部と合同で終業式をする予定ですので、その際に孝恵先生と幼稚園児はいっしょにユリズミーをしようかと予定しています。保護者の皆様にも来ていただこうと計画しています。千佳子先生のメールにもありましたように。時間等の詳細は後日ご連絡しますが、15日の12時頃から終業式が行われるかと思います。よかったら、12月15日は空けておいて下さいね。

さて、ユリズミーの後は、みんなで床に横になり少しお休みの時間です。お手洗いにもこの時行かせます。その後はいつもだとおやつなのですが、この日は「おなかすいた」という子供たちに「今日はもうちょっと待ってね」と言って、椅子をまるくカーペットの上に並べてもらいました。この日は秋のお誕生日のZくんとHちゃんのお誕生日会をしました。お誕生日の2人は、冠とケープをまとって、天使(この日はHくん)に連れられて教室に入って来ました。そしてみんなで、2人は地上に生まれる前は、お空の上の天国にいて、他の天使たちと遊んでいたこと、ある日ボールが地上に落ちて雲に穴があいて、そこから地上をのぞいたらとてもおもしろそうな世界が広がっていたこと、そこにとても優しそうなお父さん、お母さんが見えたことなどをお話で聞きました。2人は最後に虹の橋を渡って、とうとう地上に降りてきました。生まれた日から1歳、2歳、3歳、4歳、5歳になるまでどんなふうに成長したか、それぞれのお母さんからいただいたメモをもとに簡単にその年の出来事をいっしょにたどりました。全体のお話が少し長く、小さな子はずっと静かにしていることが少し難しかったかもしれませんが、お誕生日の静かなムードと1年毎に増えるろうそくの火に助けられて、何とか最後までみんな聞いてくれました。最後にみんなで歌を歌って、みんなが描いた絵をプレゼントで渡しました。そしてみんなには、自分たちが羊毛を丸めてフェルト化させたものをもとにどんぐりのネックレスを作ったので、それをひとりひとりに渡しました。Zくん、Hちゃん、お誕生日おめでとう!そして、みんな静かに聞いてくれてありがとうというのが、私たち教師からの言葉でした。


実は、この誕生日の会の前に私がちょっと失敗をしました。みんなが椅子を丸く並べて、お誕生日会の用意ができた時に私がこの会に使うある物を忘れたことに気がつき、子供たちには気づかれないように、お誕生日の準備の歌を口ずさみながら、顔はにこにこしながら心は「あれ、どこにおいたのか、確かこの中に入れたはずなのに、ない!?」等と内心で焦っていたら、ある子が「先生、何探しているの」と聞き、私は心の中で「あ、何か探しているのばれちゃったな」と思っていると、他の子に「先生、大丈夫?」「心配しないでね」とか言われ,私の心の中は子供たちにすっかりお見通し。そして、「ぼくもいっしょに心配してあげるよ」なんて優しい言葉も出て来て、急に恥ずかしくなった私でした。保護者の皆様には「子供たちには親の心がすぐわかってしまうんです」とか言ったかと思いますが、私の心もどんなに顔をにこにこしていても、子供たちにはすっかりわかってしまっていました。でもみんな優しく、誰も「先生、待っているんだから早くして」などのことは言わず、いっしょに心配してくれていて、心優しい子供たちに囲まれて有り難いと思いました。結局探していた物はなかったのですが、なしでもみんなの心に支えられて、いいお誕生会が迎えられました。

その後は待ちに待ったおやつの時間。この日はご飯でしたが、上にかけるふりかけを、これも遊んでいる合間に作りました。ごまをすったり、塩を混ぜたり、のりを小さくちぎったり。この日はCくんのお母さんがお家でとれた緑のしそを乾燥させて、細かくされたものをしそふりかけで持って来て下さったので、これもごはんにかけておいしくいただきました。しその香りがまだ残っていて、ご飯を誘うようないい香りでした。次にお祝いのフルーツサラダが待っていたのですが、「フルーツサラダがあるよ」と言っても、ほとんどの子がご飯を2杯おかわりしていました。ご飯がこんなに好きなんて、やっぱり日本人の子だなと思わされましたよ。ご飯2杯の後に、フルーツサラダもおいしくいただきながらみんなで楽しんでいたら、あっという間に時間になってしまいました。この日はユリズミー、お誕生日会などいつもと違うアクティビティーがあったりして、またおやつもお話しながらゆっくり食べたりしたので、お外の時間がなくなってしまいました。まあ、こんなことがたまにはあってもいいかなという感じでした。。。お外に行きたかったお友達、ごめんなさいね。電車を作って、お父さん、お母さんの待っている駅までみんなで降りていってクラスは終わりました。

お家では、みんなどんなことをお話しているのでしょうか。お教室では,みんなお家のことをよく話してくれますよ。

☆今週の土曜日のクラスですが、一つお願いです。
先にも書きましたが、今回初めて野菜スープをみんなで作ってみようと思います。それで、お家にあるお野菜をひとつ今度のクラスに持って来てもらえますか。玉ねぎ、人参、ジャガイモ、キャベツ、ネギ、大根、ブロッコリー、、、何でもいいです。みんなで持ち寄った野菜でスープを作ってみますね。

☆土曜日は雨や雪の予報は今のところありませんが、寒くなりましたので、お外に出たとき寒くないようにコート、帽子、手袋(できればミトンの形の方が子どもが自分ではめやすい)等を忘れないでくださいね。

長文を読んでいただき、ありがとうございました。では、12月1日にお会いしましょうね。

アマーあづさ

2012年11月25日日曜日

2012年11月17日小学校低学年クラス

皆様、ハリケーンサンディーの影響で隔週のクラスが1回抜けてしまい、1ヶ月も子供たちと会っていなかったなんて。。。でも、今日会ったらそんなに時間が経っていたことも忘れるくらいきちんと宿題もできていて、覚えるべき歌や詩もしっかりそらで言えたので、心配も吹っ飛んでしまいました。しかし、来年からは毎週くらいのペースで子供たちに会いたいなーとも思いました。

さて、本日はかなり間が空きましたが、『聞き耳ずきん』のお話を回想しました。いつもの通り細かいところまでよく覚えている子と、ちょっと忘れてしまっている子がいるので、出来るだけ何度もお話を読んであげて、時には本を見ずに一緒にお話を思い出してみると一緒に覚えられますね。新しい言葉もどんどんお話を読む際に説明してあげて、またそれを使うように心がけると言葉が豊かになりますね。いつものように、お話の絵と要約文を書きました。 

言葉の階段
今週は「す」と「ん」の言葉を集めてもらいました。 たくさんの言葉をみんなで発表しました。その言葉がいくつの拍子からなるのかを拍手をして確かめます。例えば、「すいか」は3回拍手するので3文字となります。日本語は叩いた数だけ文字を書けばいいので、シンプルですね。(もちろん例外もありますが。。。)

 フォルメン線描
フォルメンとは文字を導入する際、図形の中にパターンを見出しそれらをフリーハンドで描く練習をすることです。高い集中力と線をバランスよく描くためのコーディネーションを養うと同時に、目分量で 精巧に描くことを訓練します。これらの訓練はいずれ心や体のバランスにも影響します。 今日は『聞き耳ずきん』から切り株を書いたので、木の年輪のようなフォルメンでした。ノートの真ん中に線を縦に引き、その真ん中から半分に切った年輪を書き、それがノートいっぱいまで広がる曲線を書きました。どの子のフォルメンにもたくさんの年輪が見られました。

日記の発表
書いてきた日記を一日だけみんなの前で発表してもらっています。みんな照れくさそうに、でも一生懸命発表してくれました。

漢字ビンゴ9
宿題に出していました、漢字を9マスの中に書き入れ、カードを見せてその漢字を読み、丸をつけ、それが3つ並ぶと、「ビンゴ!」です。単純ですが、とても盛り上がり、実際はまだ読めなくてもその漢字をビジュアルに見て、自分の書いたものからそれを見つける作業は視覚から覚えるいいトレーニングです。楽しみながら、少しずつ読めるように、書けるようになるといいですね。今度はビンゴ16マスに挑戦します!

ひらがなカルタ
漢字と同様にひらがなカルタ取りをしました。絵でそのカルタを取る子もいますが、取ったらそらでその文字を書いてみるとか、尻文字で書いてみるとか、徐々にそれが書くという動機付けになるといいですね。是非、家でも作ったカルタで遊びましょう。(宿題はた行とな行です。)

新出漢字
「耳」「目」「口」「毛」を練習しました。成り立ちや読み方などは家で仕上げてきましょう。また、プリントにそれらの漢字を練習するページとその漢字を使って言葉を探す宿題が出ています。

『こびとのくつや』のお話をしました。いつも読み聞かせではなく、お話をします。話しやすい言葉で無理のないレベルでお話をします。お話をしていると子供の集中力が本を読むのとは違います。また目を見て話してあげることが出来るので、理解しているかいないかが即座にわかり、お互いに満足感を得ることが出来ます。もし可能なら、お母様も是非何度もお話を読まれて、一度読み聞かせではなくお話をしてあげてみてください。みんなの受け止め方が一段と深いような気がします。お話の間、赤いビーズワックスで小人の靴を作ったりもしました。それは来週に仕上げて持ってきてください。

専科1:ハンドワーク(手仕事)
今週からいよいよ本格的にプロジェクトが始まりました。いろいろ迷ったのですが、指編みを覚えたのでかぎ針編みから始めることにしました。まずは黄色く染めた太い毛糸で8目をつくり、それから上にどんどん積み重ねていくことをしています。それをアパートメントといってかぎ針の小人が1階に8個のアパートにひとつひとつお邪魔するような、そんな場面設定でした。宿題で持って帰ってもらいましたので、そのアパートが四角くなるまで積み上げて下さい。さて、一体何になるかはお楽しみなので、お子様には言わないで下さいね。

専科2:ユーリズミー
20分だけの時間ですが、シュタイナー教育にとってとても重要な位置を占める教科の一つです。まだ2回目とあって、子供たちは一体これがどのようなものなのか確かめるような感じでクラスを受けているのかもしれません。 12月15日の終業式では、ユーリズミーの孝恵先生とともに今まで習ってきたことをご紹介する時間もとっていますので、是非ご覧ください。またその際に孝恵先生ともお話しになると、ユーリズミーをより理解するきっかけにもなるかと思います。

子供たちは、みんな一緒に仲良く、またよく遊びます。低学年の子供たちは唯一大きいお兄ちゃんたちと遊べるお昼休みの時間が大好きなようです。この日は暖かく、みんなでお外でお昼をいただきました。

三好千佳子

2012年11月1日木曜日

ハリケーンによる休校のお知らせ

ハリケーンサンディーは予想外の被害をもたらし、The Brooklyn Waldorf Schoolも1週間お休みという異例の事態になりました。皆様がご無事でいらっしゃることをお祈りしています。

地下鉄もまだ完全に復旧しておらず、遠方から来られる方々の都合を考慮して、11月3日の日本語クラスはお休みとします。皆様、残りの週末をどうぞゆっくりお過ごしください。

*お休みになった11月3日のクラスの振替日は1月19日に決まりました。

2012年10月28日日曜日

2012年10月21日幼稚園クラス

ハリケーンが近づいていますが、皆様におかれましては大丈夫でしょうか。皆様に何も被害がなく、電気も消えることなく、この災害が乗り越えられますようお祈りしています。

先週は日曜日でしたが、4回目のクラスを無事に迎えることができました。

小学校クラスの千佳子先生のご協力をいただき、草木染めをやってみました。まず、お家から持って来てもらった玉ねぎの皮をバスケットに集めました。それぞれのガラスのジャーにも名前を書きました。学校の前に咲いていたマリーゴールドを千佳子先生といっしょにKちゃんが摘んで来てくれました。

千佳子先生の指導のもと、自分のジャーに染める羊毛の白い太めのひもを入れました。次に太陽のようにきれいな色のマリーゴールドの花の部分を2–3つ入れました。そこへ玉ねぎの皮も一握り入れて、熱いお湯を一番上まで入れました。これで出来上がりです。あとはお日様に当てて、お日様の光に助けてもらいながら、羊毛を玉ねぎとお花の色に染めていきます。どんな色になるかあとのお楽しみです。子供たちはみんな面白そうに参加し、出来上がったジャーをお日様の光に透かしてみたりして、楽しんでいました。


この日のおやつはパンでしたので、草木染めの後はパン屋さんになって、パン作りをしました。2回目でしたから、覚えているお友達はすぐやってきて、自分からエプロンをつけたり、手を洗ったりして準備してくれました。私の周りに集まれば、大きなパンの生地をこねるのを手伝うことができると覚えているお友達はすぐ周りにやってきて、「やってもいい?」と聞いてくれました。歌を歌いながら、パンの生地をこねていき、いくつもパンを作りました。

これらのアクティビティの前後は、それぞれが好きなことをして遊ぶ自由遊びを楽しんでいます。お教室にも慣れ、中にある自然素材のおもちゃも何があるか覚えて、どう遊んだらいいか、おもしろいか、それぞれ工夫していろんな〜ごっこが始まっています。

サークルタイムでは、引き続き秋のお歌を入れたサークルをしています。少しづつお歌も増やしています。この日は「大きな栗の木の下で」をしましたので、お家でもやってみてください。

サークルでよく体を使った後は、ちょっとお休みの時間です。カーペットの上に寝てもらい、しばらく静かな時間(10分くらい)を持ちます。この間にひとりずつトイレにも行ってもらい、次がおやつなので、手もよく洗ってもらいます。お手洗いに関しては、途中で「トイレに行きたい」と知らせてくれる子もいますし、何も言わない子もいますが、全員この時間にお手洗いに行かせるようにしています。この静かな時間は、呼吸でいうと吸っている時間で、いつも息を吐いてばかりでは疲れてしまうように、静の時間を持つことで子どもたちも落ち着いて次のことに進めます。

その頃までにはパンが焼き上がっていますので、お待ちかねのおやつの時間です。自然の恵みに感謝するお歌を歌って、いただきます。2人の子にパンのお運び役になってもらい、私が半分に切ってはちみつを少し塗ったパンをひとりずつに運んでもらいます。自分のところに運ばれるまで、みんなお行儀よく待っています。子どもが「ほしい」と言ったらすぐ何でもあげてしまいがちですが、自分の番が来るまで静かに待つことや、食事のテーブルでみんなに配膳されるまで待つことができるというのは、身につけておくべき大切なことのひとつだと思っていますので、こんな形を取っています。前回はバターとはちみつを塗ったのですが、今回ははちみつだけにしてみました。それでもみんなよく食べてくれて、おかわりのお友達がたくさんいました。

おやつの後は人形劇をしています。前回まではお月様のお話でしたが、この日は日本の昔話の一つで松の木と木こりのおじいさんのお話をしました。シュタイナー教育では、本の読み聞かせよりも子どもの想像が膨らむ素話を勧めています。そのうち素話もしてみようかなと思っていますが、慣れるまで何か目で見える方がお話が追いやすいかと思い、人形劇にしています。お家では素話もいいですし、きれいな絵本を読んであげることも日本語のためにとてもいいと思いますので、是非読み聞かせをしてあげて下さい。

最後はお外遊びです。行く前に着替えをして自分の荷物をまとめます。必要であれば、ゆうこ先生がてきぱきとお手伝いしてくれますが、なるべく自分でできるようにお家でも着替えの練習をしてあげて下さい。これから寒くなりますので,上に重ねて着ていくものが多くなりますね。着替えは指を良く使いますし、指先の運動は脳に良い刺激を与えますので、体の発達のために毎日できるいい運動なのです。それと、自分のものにはできるだけ名前を書いておいていただけますか。同じようなセーターがあったりして、子供たちも自分のものかどうか間違えてしまいますので。

こんな感じで幼稚園は過ごしています。どんなことをしているのかなと思っている保護者の方もいらっしゃるでしょうから、ご参考になればと思います。何でも話してくれる子もいるでしょうし、「楽しかった」の一言で終わる子もいるでしょうから。私の息子も6年生ですが、今だに「よかったよ」の一言で何事も済ませています。。。

さて次回、11月3日ですが、ランタン作りをしようかと予定しています。材料はこちらで用意しますが、手で提げるようにしたいと思いますので、何か20センチくらいの小枝があれば、拾って来てください。どんなものでもいいですが、小さいガラスのジャーを吊るしますので、あまり細いものでなく、ある程度太いもの(直径1.5–2センチくらい)でお願いできますか。私も何本か持って行きますので,ない場合はそれでも大丈夫です。たまには親子で小枝探しも楽しいかと思いますし、子供が自分で見つけたものを使うのが楽しいかと思いましたので。それと小枝探しのついでに、もしどんぐりさん、またはどんぐりさんのキャップだけでもいいですから、落ちていたら拾ってお教室に持って来ていただけますか。後のクラフトに使えそうです。落ちているような場所が近くにあったら、楽しみながら集めてみて下さい。

長くなりましたが、読んで下さってありがとうございます。では、ハリケーンを無事に乗り越すことができますように。。。11月3日にお会いしましょう。

アマーあづさ

2012年10月20日小学校低学年クラス

メインレッスン:『キツネとオオカミ』のお話の回想
みんなよく内容を覚えてきてくれていて、細かい描写までしっかりとお話してくれました。最後、オオカミが死んでしまうのでちょっと残酷な場面を想像して悲しい気持ちにもなったりと複雑な表情をしていました。ただ、この単純明快なストーリーはなぜか子どもたちにはしっくりときているような気がしました。「オオカミと手が切れたキツネは、、、」という表現の意味を説明してくれたEくんがその言葉を理解していることをとても誇らしげに思っている様子がとても微笑ましく、印象的でした。

今週からはメインレッスンのノートに短いサマリーを書き始めます。真っ白い紙に自分で目分量で線を引き、1行に何文字を入れて書くのか、また1行目は1文字下がることなどを指導をしました。マスがあるものに書くのと真っ白い紙に書くのとでは難しさに格段の差があります。フリーハンドで美しく等分に線を引くことができ、その中に文を書いていくことができるようになるための練習をここではしています。定規やマス目に頼らず書く直線、曲線の練習はいずれ幾何学的な模様を描くための導入にもなります。

専科1:手仕事(草木染めと手編みもの)
前回マリーゴールドを学校の前で摘み、タマネギの皮と乾燥したセイタカアワダチソウを持参してもらった瓶に入れて熱いお湯を注ぎ、フリースを1週間ほどその瓶につけておきました。毛糸を指で鎖編みにし、かわいい色に染められたフリースをつけて"かんむり"を作りました。初めて指を使った鎖編みを体験した子もいましたが、みんなすぐにやり方を覚え、黙々と最後まで仕上げていました。最後にお花のようなフリースをつけるときも楽しく、もっとやりたいという声が聞けてうれしかったです。次回からは本格的に編み針をつかった手編みを始めたいと思っています。何を作るかは内緒です〜。

専科2:ユーリズミー
今月からユーリズミーが始まりました。初めてのクラスで戸惑いもあったかと思いますが、みんな楽しくクラスを体験できたように思います。今週も続けてユーリズミーを行います。このクラスに関しては今週のクラスを終えてから孝恵先生から直接コメントをいただきますのでお待ちください。

専科3:水彩画
"秋のムード"をぬらし絵で表現しました。それぞれ自分の感じる秋を表現できたと思います。じっと同じ色を丁寧に描く子や、次々と新しい色を重ねたくて待っていられない子、それぞれの個性が垣間見られるようなひとときでした。暖かい色がぬれた画用紙の上で混ざり合うのを不思議そうに眺めながら描いている様子が伺えました。

それでは、宿題です。

ことば
1. さ行、た行、な行のカルタを作ってくる(既に出た文字は省く。)。表に、指定した色の文字、裏には右上に同じ色の文字とその文字から始まる言葉、その絵を描く。
2. メインレッスンブック(黄色)の『キツネとオオカミ』の絵、サマリーを仕上げる。
3. 漢字のブック(青)にお渡しした漢字の成り立ちのプリントを参照して、仕上げる。色は自由だが、丁寧に成り立ちと漢字、読み方を書くこと。
4. 『ずきん』の「す」と「ん」のつく言葉を集める(2語から5−6語までの言葉)。言葉は「ず」で始まりますが、「す」でお願いします。
5. お渡ししたプリント、一日から二十日までの 漢字の練習。
6. 『ききみみずきん』のお話の読み聞かせ(1週間で最低3回以上読んで下さい。)

かず
1. 1から100まで昇順と降順で数える。
2. 10の成り立ちの数々を考える。(例:10 = 5 + 5 / 3 + 7 /  2 + 2 + 2 + 2 + 2 など)
3. ひとつから十(とお)までを数える。一日から十日までを数える。
4. お渡しした算数各プリント

その他

1. ビーズワックスで鳥を作る。
2. 絵日記(字は自由に書く。言葉でも、文でも)
3. 子ギツネこんこんのペアの手遊び、もみじのうたの練習、おちばの詩の暗唱

 *まだまだ自分で日本語の本を手に取って読むことは難しい段階ですが、短いお話でもいいので、時間を見つけて本を読み聞かせてあげて下さい。また同じ話を何度も読んであげると、子供の心に深く刻み込まれて心の中に息づいていくので、どうぞ何度でも覚えてしまうほど読んであげて下さい。この時期はグリム童話、イソップ童話、日本の昔話などをお勧めします。その子の成長に合わせてぴったりくるお話の内容を選んでいただくとよりよいのではないかと思います。

【11月3日の予定】
*11月16日の夜にはフォートグリーンパークにてBWS全体のイベント「ランターンウォーク」が開催されます。それに伴って本科のクラスでは、子供たちは自分のランターンを作ります。そのランターンに灯をともしてパークを歩き、秋が深まり、いよいよ冬がやってくるこの季節を祝います。このイベントには日本語学校の皆様も自由に参加できます。

 今週の専科では、私たちもランターンを作りたいと思います。

持ち物
口の広いこだわりの瓶:前回草木染めのときにお持ちいただいた瓶でもいいですが、 中くらいのサイズのもの(例:ピーナツバターやジャムの瓶)でも構いません。瓶に貼られているシールは取って下さい。
木の枝:長さ30センチくらい、直径1-1.5センチくらいの枝を1本。

*先日持って来ていただいた葉っぱでしおりを作ろうと思っています。(来週以降になるかと思います。)もっときれいな葉っぱを拾ったら本に挟んで大事に取っておきましょう。自分の1番気に入った葉っぱで作ることにしましょう。

*落ち葉でトレースした作業は家でも是非試してみてください。ブロッククレヨンはとても楽にトレースができます。この世で自分だけしか持っていない特別な本、カード、便せんなどが作れるかもしれませんね。

三好千佳子

2012年10月18日木曜日

2012年10月6日小学校低学年クラス

【授業内容】
カルタを作り始めました。表にひらがな文字を、裏にその文字を使った言葉と絵を描き入れます。習った言葉から徐々に作っていきますので、お正月にはみんなの持っている手作りカルタでカルタ取りが出来るといいですね。(絵には出来るだけ色をつけましょう。丁寧に一つ一つ仕上げましょう。)

言葉の階段では、みんなたくさんの言葉を集めて持ってきてくれるので、いつも書き切れないほどの言葉が黒板に並びます。1文字から5文字まで集めています。いろんな文字数の言葉を拾ってきて下さい。

曜日の漢字を学習しました。日本のカレンダーなどを見て曜日を復習して下さい。またどの漢字も自然と関係があるものばかりでその成り立ちがとてもわかりやすいので、みんなすぐに覚えることでしょう。ただ、書き順に関してはよく見て正しく書けているか指導してあげて下さい。

メインレッスンでは、『3枚の鳥の羽』を回想しました。みんなに作ってきてもらった羽の形のビーズワックスをキャンドルの机に飾りました。2週間前に聞いた話を回想するのは決して容易なことではないはずです。お話の元になった本を配ってそれを読み聞かせてもらっていると、本の通りに細かい描写まで覚えてくる子もいるので、保護者の方の自宅での熱心なサポートを感じます。今、低学年の間は聞き取る、話す段階の日本語を中心に指導していく予定です。語彙を増やすことにも意識を高めて普段使う日常の言葉以外にこのようにお話を読み聞かせ、どんどん新しい言葉を使っていくこと、また子供たちにもそれを使ってもらえるような環境を設定することも大切かと思います。

確かに読み書きは大切なスキルです。しかしいざ読む、書く段階になって語彙が少ないと、読んでいても意味が理解できず、書くことにしても、自分の言いたいことを表現することなどままならないのではないかと思います。もちろん年齢と別に、それぞれ精神的な成長レベルにも違いがあるのでそれぞれに出来ること、出来ないことがあって当然です。ただ大切なことは(ある程度は)楽しんでやっているかということ。日本語を学習する気力を失ってしまっては元も子もありませんからね。

専科では体育と折り紙をしました。体育はみんなの大好きな時間で、一緒に遊べる鬼ごっこなどを中心に、競争で勝ち負けをつけなくてもみんなが楽しめて、一緒に協力して遊べるようなものを取り入れています。

折り紙では、今みんなで練習している『もみじ』のうたにちなんでもみじをおりました。折り紙が上手な子はどんどん自分の知っているものを追って楽しんでいました。

 【宿題】
ことば
1. か行とは行のカルタを作ってくる。(「か」「は」「ひ」以外)表に指定した色の文字、裏には右上に同じ色の文字とその言葉から始まる絵を描く。
2. メインレッスンブック(黄色)の『3枚の鳥の羽』の絵を仕上げてくる。
3. 漢字の成り立ちのプリントを参照して、漢字のブックを仕上げてくる。
4. 「き」「つ」「ね」ではじまる言葉を集めてくる。
5. プリント、漢字の穴埋め、一週間の漢字の練習。
6. 『おおかみときつね』のお話の読み聞かせ

かず
1. 1から100まで昇順と降順で数える。
2. 10, 20, 30 . . . と100まで数える。
3. ひとつから十(とお)まで数える。
4. 100マスを完成。

その他
1. ビーズワックス:羽のある動物または虫を形作ってくる。
2. 落ち葉を集める。(もみじがあれば持ってきて下さい。それ以外、どんな葉っぱでも構いません。10枚くらい。)

【10月20日の予定】
*9時始まりを実践したいと思います。8時45分から学校に入ることができます。
*今週は高学年が建築の実習に入るにあたって、地鎮祭を行います。それを少し見学する予定です。
*ユーリズミーのクラスが始まります。
*初めての水彩画をする予定です。
*草木染めをした毛糸で鎖編みをします。

三好千佳子

2012年10月17日水曜日

2012年10月6日幼稚園クラス

随分朝晩は冷え込むようになりましたが、いかがお過ごしですか。私の住んでいるまわりでは、紅葉がこの1週間ですっかり深まり、子どもたちと秋の葉っぱの王冠などをいくつも作りました。

さて、先週のお教室では、3回目ということもあり、子供たちもだいぶ慣れてきた様子でした。クラフトでは、羊毛のフェルティングをしました。初めての子も多かったですし、もうやったことがある子もいたかと思いますが、最初でしたので、小さな丸いボールのようなものを作りました。羊毛をある程度手に取って丸めます。そして、ぬるま湯の中に洗剤を混ぜて泡立てたものの中にちょっとつけて、あとはその泡をつけながら手の中で何回も「クルクル」「コロコロ」等と歌いながら、堅くなるまで丸めていきます。結構その過程が長いので、最初はおもしろいのですが、途中で「もうできた?」と言う声が何回も聞こえてくるお友達もいました。年齢にもよりますが、飽きたらすぐやめるのではなく、何かひとつのことを少し時間をかけてやってみるのもたまにはいいことかと思います。これが、今度のお教室までに何になっているかお楽しみです。

おやつはご飯でした。その上にかけるふりかけをみんなで作りました。ごまをみんなですり鉢で根気よくすりました。塩を混ぜて、ごま塩の出来上がりです。のりをみんなで細かく、小さくちぎりました。私が「もうちょっと小さく」と注文するので、みんな一生懸命小さくちぎってくれました。小さくちぎるのも結構根気のいる作業です。お教室の前の日に、平日の幼稚園で人参の収穫をして、人参の葉っぱがたくさんあったので、私が人参の葉っぱのふりかけを作っていきました。この3つをご飯に好みでかけておいしくいただきました。人参の葉っぱはみんな食べるかしらと思ったのですが、みんなたくさん食べてくれました。

それと、Nくんのお母さんが麦を煎って作ってくれた特別手作り麦茶をみんなでおいしくいただきました。黄金色で麦の香ばしい味がして、とてもおいしかったです。Nくんのお母さん、ありがとうございました。まだありますので、今度のお教室にも使わせていただきますね。

サークルタイムでは、秋の歌をいろいろ歌いました。虫の声、松ぼっくり、どんぐりころころ等は皆さんも知っていらっしゃるでしょうから、お家でも歌ってみて下さい。りんご狩りにもサークルの中で行きました。


今度のお教室は土曜日ではなく、21日日曜日です。今度のお教室では、草木染めをしてみたいと思っています。それでお願いですが、空いたガラスのジャー(ふたつき)をひとつ持って来ていただけますか。パスタソースがよく入っているようなものですが、あれはちょっと大きいので、高さ10センチくらいの物があればちょうどいいです。ラベルがついていると中の色がきれいにみえないので、できれば全部はがしてもってきていただけると有り難いです。それと、タマネギがお家にある方は、タマネギの皮をむいて皮の部分を持ってきていただけますか。私の方でも用意しますが、お子さんが自分で持ってくるのも楽しいと思います。もしお休みのお子さんがいても、そのお子さんの分もみんなで作っておきますね。

では、21日、楽しみにしています。

アマーあづさ